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トキ大使派遣 第1回トキこども大使派遣のご報告
日本のトキの最後の生息地である佐渡には、トキ保護センターがあります。
未来を担う子どもたちにトキがすめる環境を考えることから自然の大切さに気付き、子どもから子どもへ、子どもから家族へ、そして社会へと、自然を愛する心を広げていくことを願い、子どもトキ大使を佐渡に派遣しました。

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2005年8月26日(金)から29日(月)の3泊4日、参加募集作文で選ばれた九重町飯田高原の小学生5名、中学生3名の計8名を新潟県佐渡島に『トキこども大使』として派遣しました。
この『トキこども大使派遣』事業は、“トキのすめる里づくり”をテーマにした九重町で自然環境保護活動に取り組む「NPO法人九重トキゆめプロジェクト21」と「セブン-イレブンみどりの基金」の共同主催事業です。トキの野生復帰そのものが目的や目標ではなく、トキをひとつのシンボルとしながら、 トキこども大使達が“トキのすめる環境とはどのような環境か?”を調べる過程で、“人と自然、自然環境と地域社会の共存・共栄”を考えるきっかけになることを目的としています。
“トキこども大使”達は、佐渡島で様々なことを見聞き、体験し、またたくさんの方達と交流を深めてきました。

1日目 8月26日
8月26日の早朝、保護者の皆様方のお見送りを受けて、肌寒い九重町飯田高原を出発。大分県九重町から約13時間、新潟県佐渡島に到着したのはもう午後7時近くでした。

2日目 8月27日
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最初に佐渡市を表敬訪問し、高野市長さんにお会いしました。
次に佐渡博物館で、トキが生息していた佐渡島の自然や文化、歴史などを調べました。トキこども大使達はそれぞれで学習テーマを持って参加しているので、この博物館では全体の中から興味のあるところをじっくりと調べていました。
その後、佐渡トキ保護センターが併設されているトキの森公園へ。
トキ資料展示館では、職員の仲川さんからトキの保護の歴史や現在にいたるまでの軌跡を丁寧に解説していただきました。一昨年亡くなったキンにまつわるお話では、仲川さんの見事なストーリーテラーぶりに、同行した男性スタッフ2名が涙ぐんでしまう場面もありました。
ゲージ内で飼育されているトキを見ることはできたのですが、鳥インフルエンザ予防のため、トキ資料展示館の窓や扉から眺めるだけでした。双眼鏡で必死に見ても、窓が小さい上に他の来園者の方々もおられたので、じっくりとゆっくりと眺めることはできませんでした。

さて、次は佐渡トキの田んぼを守る会という農家の方々が結成された団体の田んぼに向かいました。この日はちょうど生き物調査活動を行っているということで、飛び入りで見学をさせていただきました。
まず同会の代表、斉藤さんの説明を聴き、。それから実際の田んぼを斉藤さんの解説を受けながらじっくりと見学。よく見ると不思議な田んぼです。穂の合間にたくさんの草が茂っています。炎天下でしたが、トキこども大使達は夢中になって田んぼや水路の生き物を観察していました。
最後はかつて野生のトキが営巣したいたという佐渡島の東側沿岸部の片野尾という場所へ向かいました。ここでは修学旅行生や観光に来られた方にトキについての解説を行っている宇治さん、金子さんのおふたりが迎えてくださいました。
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港で30分程のトキについての座学を青空教室で受けてから、かつて野生のトキが営巣していたという田んぼへ向かいました。この頃になると、さすがのトキこども大使達は、疲れもあって集中力が続かず、少し難しい話には、わいわいがやがや。
この日は朝から目まぐるしいくらいたくさんのことを見聞きしているので、帰着後は整理するために朝からの行動をなぞりながらみんなで振り返りをしました。
3日目 8月28日 【phoo】

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この日は、いよいよトキの餌場づくり作業体験です。旧トキ保護センターの跡地にかつて野生のトキが餌場にしていた田んぼがあります。今はもうお米を作る田んぼではなくなっていますが、地元住民グループの「NPO法人トキどき応援団」の皆さん方がトキの餌場づくりとしてビオトープ化作業を行っています。
新穂支所で一旦集合し、トキどき応援団の皆さん方、そして昨日トキの森公園で解説をしてくださった仲川さん(仲川さんはトキどき応援団のメンバーでもあります)と合流しました。またここでは、佐渡島のトキと深く響きあってこられた佐藤春雄先生がお越しくださり、トキについてのお話を聴かせてくださいました。
現場は山奥深い場所で、途中まで車に乗り、それからは徒歩です。蛭がたくさんいるらしく、仲川さんから長靴を借りました。
トキこども大使達は皆で一緒に泥んこになって、餌場づくり作業に没頭しました。作業後の昼食は格別です。ブルーシートの上に車座になり、トキどき応援団の皆さんからの料理をご馳走になりながら、また佐藤春雄先生のお話もじっくりと聴くことができました。
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昼食後、トキこども大使達は、休憩組と活動組に分かれ、活動組は生き物調査の開始、再び泥んこになりながら、わいわい楽しく生き物を採集しました。
夕食後、一息ついたらいよいよ最後の活動です。佐渡トキ保護センターの元センター長の近辻宏帰先生のお話を聴きます。近辻先生はわざわざユースホステルまでお越しくださいました。
トキの生態をはじめとして、飼育にまつわるお話、野生復帰に向けた取り組み、分散飼育などなど、たくさんのことを伺うことができました。トキこども大使達は疲れて眠いはずですが、皆しっかりとメモを取っていました。お話の後は、トキ保護活動に関するビデオを観ました。これでトキこども大使派遣のすべての活動は終了しました。

4日目 8月29日
さあ、九重町に帰る日です。朝早く体操・掃除を済ませて、6時半に朝食をとり3泊したグリーンビレッジユースホステル前で、スタッフの方に挨拶をしてから記念撮影。フェリー乗り場では、お土産を購入し、ちょっとリッチに駅前のレストランで、昼食をとりました。初日と同じく、新幹線、飛行機を乗り継いで解散場所の飯田公民館に着いたのは夜10時15分でした。
トキこども大使達は、今後、佐渡島で見たこと、聴いたこと、体験したこと、学んだことなどなどを九重町の皆さん方に発表・報告に取り組んでいきます。これらの活動はまた随時報告していきたいと思います。
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