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2006年(平成18年度)第2回トキこども大使派遣 トキとこどもたちから始まる里作り
未来を担う子どもたちが、自然環境保護・保全のひとつのシンボルであるトキの野生復帰に取り組む佐渡を訪ね、大分県九重町でもトキが住める里作りを進めることから、自然と故郷を愛する心を広げていくことを願い、佐渡派遣事業を行っています。
昨年に引き続き、今年もトキこども大使を3泊4日の日程で佐渡に派遣しました。

1日目 8月25日
8月25日、朝5時に大分県九重町を出発し、飛行機やフェリーを乗り継いで、新潟県佐渡市へ向かいました。一日目はほとんど移動でしたが、到着後すぐ佐渡市役所への表敬訪問がありました。
この表敬訪問は、人前で発表するのが得意ではない子どもたちが、表敬訪問という緊張する状況で上手に挨拶できるのかという点で、今回の心配事のひとつでした。
そのため、移動のフェリーの中で、挨拶の練習を行いました。
オブザーバーとして同行してくださった日本文理大学の杉浦嘉雄先生に代役になってもらってリハーサルを行いました。杉浦先生の厳しい採点により、何度もやり直しを行いました。
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佐渡市表敬訪問 大竹幸一助役面会 多くの報道陣に囲まれての挨拶でしたが、うまく挨拶できました。
この練習の甲斐あって、表敬訪問では、新聞やテレビなどいろんなメディアが取材に来ており、さらに緊張する状況でしたが、子どもたちは緊張しながらも佐渡市役所の竹幸一助役の前でしっかり挨拶ができました。
その後、他の場所でも度々挨拶をしましたが、子どもたちは自分で相談してアレンジを加え、きちんと挨拶ができていたので、心配が取り越し苦労でよかったと思いました。

2日目 8月26日
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トキ順化センター視察 建設途中のトキ順化センターを特別に案内していただきました。完成後は絶対に入れないゲージの中にも入れていただきました。
2日目は、いよいよ本物のトキを見るために、佐渡トキ保護センターへ向かいました。
昨年は、トリインフルエンザの流行により、遠くからしかトキを見られませんでした。そのため、もっと近くから見たいという理由で、昨年にひきつづきトキこども大使に応募した子どもは、特に楽しみにしていました。
トキの森公園職員の仲川純子さんからトキについて説明をしていただいた後、とうとうトキに対面しました。
子どもたちは大きな歓声を上げ、夢中でトキの写真を撮っていました。
最終日に、一番心に残ったことを聞いたら、全員がこの本物のトキを見られたことを挙げたので、はるばる大分県から佐渡島まで本物のトキを見に来て本当によかったと思いました。

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写真左より:水田団地見学 土屋新吾さんに不耕起栽培の田んぼを見せてもらいました。/ビオトープ視察 トキの野生復帰連絡協議会会長の高野毅さんの田んぼを見せてもらいました。炎天下でダウンしていた子どもたちでしたが、疲れも忘れて夢中で生きものを捕まえていました。 /昔からトキのために守ってきた美しい田んぼです。

3日目 8月27日
3日目は地元佐渡でのボランティア活動を行っている団体NPO法人トキどき応援団の活動に参加し、ビオトープ作業をやらせてもらいました。私にとって、この佐渡派遣の中で子どもたちに一番経験してもらいたいプログラムでした。
放鳥を再来年控え、佐渡でトキのための餌場をつくっているこの場所は、近い将来本当に野生のトキが舞い降りる場所。この場所でビオトープを作ることによって、トキのために自分たちが貢献できたという実感を持てると思ったからです。
作業は草刈と水路つくりを行いました。最初は人見知りしたのか、お互いが固まって別々に作業していましたが、すぐに打ち解け、佐渡と九重の自然の違いなどいろんな話をしていました。

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NPO法人トキどき応援団定期活動参加 トキの餌場となるビオトープを力を合わせてつくりました。

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トキ学習会 ビオトープ作業の後青空の下で、佐藤春雄先生からトキのお話を伺いました。

この体験は、きっと子どもたちにとって大きな財産になったと思います。
また、毎日夕食後には「ふり返り」の時間を設け、当日行った場所の感想と一日を通しての感想をそれぞれふり返りシートに書いてもらっていました。
一日目は全く書けず、何も書くことがないといっていた子が、日を追うごとに文章を考えるのが上手になり、最終日には誰の手助けもなく書けるようになっていて、子どもの成長の早さを改めて実感しました。

また、最終日には今回のまとめとして、九重に戻ってからトキのために何をしたいかというテーマについての意見を子どもたちに書いてもらいました。「トキのえさ場を作る(ビオトープ)」という自分たちが実際に行動する内容のほかに、「教えてもらったことを、ほかの人に伝える」「飯田以外の人にも伝える。飯田の人だけにつたえてもぜつめつするかもしれないから」という意見も出て、『トキこども大使』は、伝える役割を担っていることや、人に伝えることの大切さを理解してくれることが感じられました。
佐渡から帰った後、子どもたちと一緒に佐渡の報告会を行ったり、ビオトープ田んぼ作りなどの活動を行います。
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トキ学習会 元佐渡トキ保護センター長の近辻広帰先生からお話を伺いました。パネルなどを使った分かりやすい説明にみんな聞き入っていました。



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