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ドイツ研修奮闘記 連載-第9回- おいしい活動 For若手

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ドイツには「環境ボランティア研修制度」というものがあり、毎年1800人以上の青年(16-26歳)が環境保護に関する研修に参加している。私たちはノルドライン・ウェストファーレン州(以下、NRW州)の事務局を訪れた。

海外研修 海外研修
 
バスで移動中、KJ法で
課題整理を行なう
(写真提供:平山)

休憩時間もメンバーの
意見や疑問点を整理する
(写真提供:平山)

ちなみに、この日は私がリーダー。

リーダーって何?と思った方のために少し説明すると…。
ドイツ研修では、毎日交替で、リーダーとその日の研修内容をレポートにまとめる役割がある。研修内容のまとめはHPに掲載するためのもので、みなさんもセブン‐イレブンみどりの基金の「環境ボランティアリーダー海外研修」のページから見ることができる。一方リーダーとは、その日の研修の時間配分や講義の進め方についてコーディネーター兼通訳のヨシ(柳澤さん)と打ち合わせをしたり、個々の質問内容を調整するなど、その日の研修が充実したものになるように引っ張っていく役割を担う。

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講義風景
(写真提供:平山)

この日は研修6日目。はてはて、心も体もボロボロで最年少の私にリーダーが務まるのか…。全員が不安だった。

話は戻って、環境ボランティア研修制度とは、継続的な環境保護活動を実現するための人材育成として、森林管理や農業などの作業を通して、青年の専門性やコミュニケーション能力などを高めることを目的としている。行政機関は、受け入れ先の環境保護団体と青年たちのマッチングや研修のサポート的な教育セミナーを実施している。この研修制度によって、受け入れ先の団体は次世代の育成ができ、労働力や新たなアイディアを得られ、他の受け入れ先とのつながりが出来る。また、研修生は自分の進路を考える時間と社会経験などが得られる、といったメリットがある。
ここで、州によって異なるが、NRW州では研修生一人に対して、年間5000ユーロ(約75万円)の金額が支給される。これはおいしいっ!と思いませんか???1960年代から看護や福祉の次世代育成のために始まったこの制度。歴史ある、恵まれた制度、としか言い様がなかった。

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環境保護団体の現場
(写真提供:平山)

もう1つここで感じたことは、若手の活動は林業・農業・庭仕事・景観保護・環境教育などほとんどが外での作業である。日本で若手の環境活動というと、環境問題を強く意識してテーマや地域に基づいてマイナスをプラスに変えようという積極的な活動が多い。この研修制度では、それほど環境を強く意識しなくても、作業にやりがいを感じたり、自然とのふれあいを心地よく感じることで環境意識を持つきっかけとなっているように思った。

いずれにしろ、若手をいかにして巻き込むか、活動を次世代に引き継ぐか、という課題は日本とドイツで大きく相違ないようである。現在日本で活動している若手は活動を生かせる職場にいるだろうか?そこまではいかなくとも、毎日の生活の中で環境を意識しているだろうか?ドイツは?

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受け入れ先のマーティンさんと研修生のビーネ
(写真提供:平山)
環境学習の現場
(写真提供:平山)
 
当たり前のことだが、環境保護活動は活動の結果が見えにくく、長いスパンで戦略的に行っていかなければならない。制度が整っているドイツの環境が守られるのか?多くの若者が自主的に活動している日本の環境が守られるのか?
地球はつながっているのでどちらも守られなければいけない。




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