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環境ボランティアリーダー海外研修

2010年(平成22年)第13回環境ボランティアリーダー海外研修レポート

海外研修レポート 感想 エコライフを楽しむ会
鳥羽 和明 さん

1.  訪問団体の活動やマネジメントなど、どの部分を日本のボランティアリーダーとして生かせるか。

テーマごとに既存のNPOに伝えていく
 今回参加させていただいた研修で、様々なテーマで多くの学びを得ることができました。
 その中の「ファンドレイジング」「組織運営」「人材育成」「広報」「環境教育」「環境活動支援(中間支援)」のテーマについては、学んだことを整理した上で、講演または勉強会、NPOへの訪問の形で環境NPOや一般市民向けに、その目的や重要性、効果的な方法などを伝えていく活動をしたいと思います。これについては、11月から情報の整理と話の組み立てを考え始め、12月から早速講演・勉強会の機会を設けていくようにします。合わせて、エコライフを楽しむ会やNPOさんじょうのホームページや広報誌にもテーマごとに内容を掲載し、情報発信していきたいと思います。特に、NABUとBUNDについては事例を含め紹介していきたいと思います。
 また、「ドイツの環境政策」をまとめ、エコライフを楽しむ会の事業として講演会を企画し、一般市民および三条市長、三条市環境課職員、三条市議会議員向けに、環境先進国ドイツの現状とその背景(歴史)を伝え、市民が環境に興味を持ち何かしらの行動を起こしていくためのきっかけ作りと、行政が今後の環境政策を考える際の材料を提供したいと考えています。
 以上のいずれにおいても、ドイツの現状のみに留まらず、「日本ではこうしていきましょう」という提案までを含み伝えていくようにします。

環境NPO交流会の開催
 三条市内にある環境NPOに声をかけさせていただき、情報交換交流会を開催したいと思います。それぞれのNPO間の顔合わせをはじめ、どのような活動を行い、どういった課題や悩みを持っているのかをみんなで共有できたらいいと思います。私にとってはこれがマーケティングの場となります。環境ボランティアリーダーとして活動していくためにも、まずは地域の環境NPOとつながり、直接声を聴くことを始めたいと思います。NPOの人のスケジュールしだいですが、できれば年内に開催したいと思います。主要のNPO、5〜10団体くらいが対象ではないかと思います。

環境教育を強化
 研修の中で、ドイツでどのようなやり方で環境教育を行っているかを学びました。私も9月にネイチャーゲームリーダーとCONEリーダー(自然体験活動リーダー)の資格を取り、主に子ども向けの環境教育に力を入れていこうと考えていたところです。三条市内の自然のフィールドで、ネイチャーゲームの手法を使って環境教育を行っていく機会を設けていきます。またその中で既存の環境NPOと連携・協働できるところがあれば積極的に手をつないで行こうと思います。

既存の環境NPOへの支援
 三条市内の既存の環境NPOへの支援として、以下のことに取り組みたいと思います。
 まずは、それぞれの環境NPOの活動予定情報を集めて、メディアへのプレスリリースをまとめて行いたいと思います。もともと単独で行っている団体もあるでしょう。しかし、会員向けにしか情報発信せず、せっかくいいイベントを行っているのに参加者が少なくもったいないという状況も多数見受けられます。環境に関するイベント情報などを複数同時にプレスリリースすることによって、メディアに取り上げられる機会を増やし、イベントや活動に参加する市民を増やしたいと思います。
 また併せて、イベント当日の取材依頼も積極的にお願いしていきます。それでも当日取材に来ていただけなかった場合は、NPOの人か私が開催レポート原稿を書き、メディアに提供していくようにします。そうやってメディアに取り上げられる機会を増やしていきます。
 また、環境NPOの活動内容やイベント情報、イベントレポート、会員・寄付募集情報などを中心に構成する「さんじょう環境ニュース」(仮称)の発行も行いたいと思います。既存団体それぞれで会報や広報誌の発行をしてはいますが、さらに効果的に広報を行うために複数団体の情報を掲載し、環境に関するイベント情報を求めている市民のニーズに応えていきたいと思います。これは公民館など公共施設での配布のほか、企業にも送付できるように購読(無料)企業を募っていきたいと思います。企業にも環境NPOの情報を公開していくことで、協働の活性化にもつながると考えています。
 そして、せっかくそれだけの情報を集めるのですから、紙でのニュースだけでなく、ホームページへの掲載、イベントや市役所をはじめとする公共施設でボードを立てて掲示するような取り組みも並行して行いたいと思います。
 また、ニュースとは別に作成したいのは、「さんじょう環境活動スケジュール」(仮称)です。既存の環境NPOに、1年分の活動スケジュールを立ててもらい、できるだけ早い時期にその年の年間スケジュールを市民向けに告知できるような仕組み作りを図りたいと思います。複数の環境NPOの年間活動スケジュールがひとつにまとまっていれば、環境活動に興味のある人にとってはとてもうれしい情報だと思います。
 さらに取り組みたいのは、環境NPOと企業との協働促進です。これはすぐに実現は難しいかもしれませんが、環境NPO側のニーズ集め、それと企業側のニーズ(地域のNPOとこういった内容で協働がしたいといったようなニーズ)集めを始めるための準備に取りかかろうと思います。

既存の環境NPOの指標作り
 研修の中で、環境NPOの指標(ベンチマーク)を作ることの大切さを学びました。既存のNPOで指標をつけているところはないと思います。項目の作成とNPOの評価について、NPOさんじょうの業務として取り組んでいきます。具体的なやり方は今後の検討事項とします。

資金調達セミナーの開催
 (有)ファンドレイジング研究所で学んだ「データベースファンドレイジング」の内容を生かして、資金調達に特化した内容のセミナーを定期的に開催していきたいと思います。三条市内の多くのNPOが資金不足に悩まされていると思います。お金をもらうということはどういうことなのか、いかに多くの人から寄付をいただくか、いかに寄付額を増やし継続的に寄付をいただくか、そのためにデータベースファンドレイジングの手法(顧客管理の手法)を紹介し、NPOが効果的に資金調達できるように支援を行っていきます。

政策提言ができる組織作り
 これについては多少期間がかかることかもしれませんが、エコライフを楽しむ会として(またはNPOさんじょうとして)取り組み始めます。具体的には、既存の環境NPOを集めた話し合いの場などを設け、地域における環境面での課題や問題などを抽出し、その解決策を模索する中で、行政や企業に対しての提言内容をまとめていく作業を行います。
 またそれと同時に、政策提言できるくらいの組織作りが必要で、具体的には会員数の増強と活動の実績作り、それと行政(まずは三条市長に対して)へのロビー活動を行います。

森のようちえん開設に向けての検討
 これは現時点ではまだいつの段階でスタートできるかわかりませんが、子育て支援活動を行っている既存のNPOにも声をかけて、検討を開始したいと思います。まずは主なメンバーに声をかけ、ドイツで見た森のようちえん2箇所について知っていただく機会(勉強会のようなスタイルをイメージ)を設けていきます。森のようちえんを作りたいというNPOがありますので、そちらと協働しての動きになると思います。

NPOさんじょうにおける中間支援業務の強化
 今回のドイツ研修期間中に、「中間支援組織に求められる役割」についても学ばせていただきました。この点については「環境ボランティアリーダーとして」ではなく、「中間支援組織を運営しているNPOさんじょうの職員として」となりますが、中間支援業務の強化を図ることにより、三条市における環境市民活動の活性化に貢献していきたいと思います。
 まずは、NPOさんじょうの理事と職員の中で、もう一度「中間支援組織の役割」について再認識してもらう場を設け、中間支援組織として何をやるべきかの共有と事業の再整理を行いたいと思います。特にこれまで弱かった、職員の誰もが参照できる「人材データベース」の作成と、ホームページの毎日更新の仕組み作り、既存NPOのデータベースの充実を早急に図っていきます。
 NPOさんじょうは環境分野だけを取り扱う中間支援組織ではありませんが、私は特に環境分野に力を入れていきたいと考えていますので、NPOさんじょうの中間支援業務を強化した後には、環境NPOへの支援を積極的に行っていくようにします。

2.  研修を通して、日本の環境ボランティアリーダーを支援するために、どのような仕組みが考えられるか。

金銭的支援
 まずひとつは、企業や財団、行政などによる活動支援です。環境ボランティアリーダーに対して金銭的な助成を出す制度や仕組みがあれば、環境ボランティアリーダーはその活動に専念することができます。環境NPOが連携して活動したほうが成果が上がる面もありますから、行政などでリーダーを支援する制度を作ってもらえるとありがたいです。

ネットワークによる支援
 今回の研修で、ネットワークの力がとても大きいことを肌で感じました。BUNDやNABUなどの大きいNPOは、縦横のつながりがとても大きく、それがそのまま活動の幅になっていました。環境ボランティアリーダーも同様で、全国各地にいる他のリーダーとのつながりの中で、より効果的な活動を進めていけるように思います。今回研修を一緒に受けた5人は、すでにひとつのネットワークを構成しています。この横のつながりを、過去の研修生も含め縦のつながりに広げ、それぞれの活動や悩みなどを共有することで、全体の活動を底上げできると思います。環境ボランティアリーダー会がその役目を果たすのかもしれません。

市民の意見の吸い上げ
 行政が地域の環境にも影響を与える可能性のある何らかのことを決めようとした際に、必ずその地域の環境NPOに意見を聞くことを義務付ける法律ができるといいと思います。その際に意見の集約や調整を環境ボランティアリーダーが行うことで、政策提言がやりやすくなります。

3.  全体を通しての感想。

 毎日「1日があっという間だなあ」と感じていました。時間が経つのがとても早く感じられ、あっという間の9日間でした。
 研修先での学びは予想以上に多かったです。得る情報量がとても多く、考えながら話を聞くにはペースが少し速すぎたくらいです。でも、あれくらいのペースでないと、限られた時間でより多くのことは学べなかったことでしょう。そういう意味では、どの訪問先でもとても充実した研修を受けることができ、私は満足しています。
 ドイツの環境の歴史、それを受けての人の思い。環境問題に全力で取り組んでいる人からそれらを直接聴くことができたのは、私にとってはものすごい財産になります。ただただ自分の住む地域を愛し、地域がさらに住みやすい町になるように、一人ひとりが行動してきた結果、今のドイツがあるように感じました。
 ドイツには間違いなく私が進むべき道がありました。日本に持ち帰って生かせることがたくさんありました。研修最終日を翌日に控えた今も、日本に帰ったらどれから取り組もうかとワクワクしているところです。明日からの自分の活動がとても明確になる研修でした。
 日々の食事量が多かったり、バスでの移動では酔い気味になったり、ハードスケジュールの中で体調管理にも気を遣いました。体調を大きく崩すことなく最終日を迎えられそうなことにまずはホッとしています。
 研修の主催者であるセブン-イレブン記念財団には感謝の気持ちで一杯です。二度とはないであろう価値の高い研修に参加させていただき、ありがとうございました。セブン-イレブンの店頭で募金をしていただいたみなさまにも、心から感謝の言葉を述べたいと思います。本当にありがとうございました。みなさまの善意で、私は今回環境ボランティアリーダー海外研修に参加させていただくことができたのです。今回学んだたくさんのことを生かし、環境ボランティアリーダーとして日本の環境市民活動の活性化に貢献していきます。みなさまからいただいたお気持ちは、今後の活動の中でお返ししていきますので、これからも見ていてください。
 日本に帰ったら、まずはしっかりと今回の研修で学んだ点を整理したいと思います。そしてすぐに取り組みを始めていきます。
 最後に、一緒にドイツで時間を共にした研修生4人と、通訳のファレンダーさん、添乗員の矢野さん、そして事務局の小野さん、本当にありがとうございました。みなさんと共に学び気持ちを高めあえたことを、心からうれしく思っています。
 この報告書を読んだ人に、何かひとつでも伝わることがあったらうれしく思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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