セブン-イレブン みどりの基金 一般財団法人セブン-イレブン記念財団

九重の生物図鑑

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植物昆虫鳥魚・水棲生物哺乳類爬虫類・両生類伝統野菜山菜
「伝統野菜」とは
それぞれの地域の気候・風土に適応した地方野菜(在来種)のこと。大昔からその土地の人が家の畑で育て、良い種だけを採り、また翌年種を蒔く。このようにして受け継がれてきた種は、遺伝的に安定した品種(固定化)となり、個性豊かな香りや味わいを持つ。固定化された伝統野菜は、生育時期や形、大きさが揃わない事もあるが、大きく育ったものから採るなどして長期間収穫するのに適している。
しかし現代では、量産化や効率性を重視し開発されたF1交配種(一代雑種)の野菜が主流となっている。これは異なる性質の種をかけ合せてつくられた野菜で、病気に負けないよう耐病性をつけやすく大量生産に向いているが、この種から実った種(F2、雑種第二代)を育てても多くにF1と異なる性質が現れる。
F1種が多く世に出回り、台所器具や食文化も変化するなか、伝統野菜は、衰退・消滅の危機にさらされている。生物多様性の大切さが叫ばれている現代、伝統野菜の種の保全も重要視されはじめている。
地きゅうり(ウリ科)

全国のスーパーなどでよく見かける細いものとは違い、皮が硬く、直径約10cm、長さ約30cm程で、みずみずしい。皮をしま状に剥いて中綿を取り除いた後、半月切りにして浅漬けにしたり、“きゅうりもみ”といって酢ものにしたり、煮物として他の野菜と一緒に煮たりして食べる。店頭で販売されているF1種(“地這きゅうり”という野菜)とは別の品種。

お劉さん豆(マメ科)

紫色の小粒の豆。“むらさき豆”とも呼ばれている。小豆に比べて一回り大きく、皮が軟らかい。甘く煮て食べたり、おこわに入れたりして食べる。弱火でコトコトとじっくり調理できる囲炉裏が減り、豆を炊く人自体が少なくなっている。これも栽培者が減少している原因の一つかと思われる。昔はこの地域にもたくさんの種類の豆があり、行事・用途ごとに食べ分けられていた。



青タデ(タデ科)

タデの一種。九重町の飯田高原に残る“朝日長者伝説”に、長者様が好んで食したという言い伝えが残されている。青タデとは地方名で、正式にはヤナギタデ。他の地域のヤナギタデより赤みが少ない。葉や実がピリリと辛く、香辛料として使われている。また、川魚を調理する際の臭み消しとして鍋底に敷いて炊くことも。ラムサール条約湿地であるタデ原湿原の名の由来にもなっている。




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