セブン-イレブン みどりの基金 一般財団法人セブン-イレブン記念財団

活 動

九重ふるさと自然学校はセブン-イレブン記念財団が運営しています。
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トキもすめる里づくり

地獄蒸しで味噌づくりと里山暮らし体験


2014年3月1日
 九重ふるさと自然学校では、人と自然が共存共栄できる里づくりの一環として、長年自然とともに生きてきた人々の暮らしのなかの知恵や技術を学ぶ活動も行っています。
臼と杵で大豆、麹、塩をまぜます
美味しく熟成しますように!
 今回は、江戸時代に建てられた築237年のお宅が会場です。この家のご主人で、講師である時松和弘氏が出迎えてくれました。参加者25名を3つのグループに分け、それぞれ順番に味噌つきを行います。その合間に、アラレづくり、石臼での寒ざらし粉挽き、竈(かまど)でのご飯炊きなど、昔ながらの道具を使った昼食作りにも挑戦しました。丁寧に作る昼食は、見た目も美しく、どれも美味しく出来ました。
 お味噌づくりにつかった麹は、時松さんが合鴨農法で育てた米や麦を麹菌と寝かせてつくった手作り麹です。大豆は二晩水にさらしておき、さらに一晩かけて地獄蒸し(地熱の噴気で蒸すこと)をします。その柔らかくなった大豆を“味噌豆”といいますが、味噌豆と米麹、麦麹を一緒に杵と臼で搗きます。味噌豆は、昔からとても縁起の良い食べ物とされ「三里、後帰ってでも食べよ」(三里進んだその道を、また後ろに戻ってでも食べなさい)と言われていたそうです。
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お雛祭りのアラレも七輪で炒ったよ
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石臼、重—いっ!
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煙たい中、竈でご飯炊き
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美味しそうな昼食できあがりっ!
 今年の味噌づくりでは、特に「木」をテーマにし、クイズやお話をしました。竈での薪(火加減)ひとつにしても、味噌つきの杵に使われる道具ひとつにしても、木材の特徴(性質)によって使い分けます。昼食後には周辺の散策もし、全国でも大分県(九重・久住)にしか生育していないツクシボダイジュを見に行きました。ツクシボダイジュは、今回使用した杵の原材料のひとつで、通称ヘラの木と呼ばれています。樹皮を綯って縄にしたりと有用な木として大切にされていましたが、現在は利用されることが少なくなり、絶滅の危険性が高まっています。
 豊かな自然環境の中ではぐくまれた里地里山での生活や文化の中には、自然を知り尽くした先人の知恵や技術が沢山つまっています。エネルギー問題や環境問題などが叫ばれている昨今、私たちの住むこの国では昔から自然の力を利用し、恵みをいただきながら生活してきました。その長い歴史のなかで育まれた文化の中には、現代の私たちが見なおすべき、学ぶべきものが沢山つまっています。
 このプログラムを通して、自然と人とのつながりを改めて肌で感じてもらえたらと願っています。



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