セブン-イレブン みどりの基金 一般財団法人セブン-イレブン記念財団

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九重ふるさと自然学校はセブン-イレブン記念財団が運営しています。
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トキもすめる里づくり

トキの里クラブ ウィンターキャンプ in 鹿児島


2015年1月17日(土)〜 1月18日(日)
鹿児島へ向けレッツゴー!
 ふるさとの自然の大切さをあらためて知るきっかけになればと、1泊2日でクロツラヘラサギの越冬地・鹿児島県錦江湾をトキの里クラブのメンバーで再び訪れました。ここは、水鳥などが間違ってごみを食べたりしないよう、夏に子どもたちが清掃活動を行った場所です。
 クロツラヘラサギは、“サギ”と名前はついていますが、実は“コウノトリ目トキ科”に分類されるトキの仲間で、全世界で約2700羽しかいないと言われている絶滅危惧種の鳥です。朝鮮半島北西部で繁殖し、冬季になると日本など南方へやってきます。夏から会えるのを楽しみにしていた子どもたちも大興奮!ワクワクしながら、九重町を出発しました。
 途中、世界最大のツルの越冬地(出水市)も訪れました。クレインパークやツル観察センターでは、博物館のガイドさんやツル保護活動のボランティアをされている地元の方が出迎えてくださり、ツルの生態や現地での保護活動についてお話をしてくださいました。出水市には、世界のナベヅルの約8〜9割、マナヅルの約半数が集まり、集団で冬を過ごします。他にもクロヅルやカナダヅルなど、世界に15種いるツルのうち、最大6種がここにやってきます。今年の渡来数は過去最大で、14,378羽のツルが確認されていました(2014年11月15日時点)。
ガイドさんのお話を聞く
ツルと同じ目線で空から九州を見る
ツルが一斉に飛び立つ景色は圧巻
早朝から熱心に観察
コクマルガラスを発見!
 翌日は、ツルの目覚めにあわせて朝5時に起床し、ツルがねぐらからエサを探しにいく様子を観察するため、早朝から出かけました。天候にも恵まれ、澄みきった大空の中、ツルが美しく飛びかう姿に感動!ツルの幼鳥と成鳥の鳴き声を聞き分けられるようになったり、コクマルガラスなど珍しい渡り鳥を発見したりと、子どもたちはみな熱心に野鳥を観察していました。
 朝食後は、錦江湾(姶良市)に向けて出発。昨夏訪れた場所に到着し、ドキドキしながら双眼鏡を覗いてみると、クロツラヘラサギがゆったり羽を休めている姿を観察することができました。他にも、同じ絶滅危惧種のツクシガモや、歩き方がかわいいイソシギ、潜水してエサをとるカワウなど、沢山の水鳥が見られました。もしこれらの場所が、開発等で安心してエサを探せる環境ではなくなってしまったり、ごみなどで川が汚れていたりすれば、きっとこうした鳥たちもいなくなってしまうでしょう。
越冬中のクロツラヘラサギ
今年も渡り鳥は来てくれているかな?
 現地の方から「自然を大切にして生きもの豊かなふるさとにするのも、環境を破壊し、生物の種を減らしてしまうのも、人間活動が大きく影響を与えている場合が多い。どっちの人間になりたいか、考えてみよう」というお話も伺いました。
 出水市と姶良市。どちらの地域においても“毎年遠い地から遥々やってくる渡り鳥など、その地域の生きものたちを大切にしたい”という地元の方々の思いが伝わってきました。夏と冬のキャンプを通して、他の地域の自然保護・保全活動を視察・体験し、人と自然が仲よく暮らせる環境を守っていく大切さを学びました。
「僕たちの未来はどんなだろう?」
 キャンプのまとめでは、「自然と人がなかよく暮らしていくためには、自分に何ができるだろう?」という問いに対し、子ども達から「月に一度クリーンディを設け、皆で川の清掃活動をする」「洗剤を使う量をなるべく減らす」など具体的な意見が出てきました。子どもたちが普段暮らしている地域(九重町)は、有明海に繋がる筑後川の源流に当ります。川の上流で暮らす住民として、1人1人の意識や活動が、自然や生きもの、そして私たちの豊かな未来へと繋がっていくよう願っています。



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