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日本の国立公園
自然が織りなす芸術・鳥取砂丘 山陰海岸国立公園
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今回、ご紹介するのは観光名所としても名高い『鳥取砂丘』…

鳥取砂丘は“不毛の地”?!
砂丘と聞いて、砂に風そして乾燥などをイメージする人も多いのでは? 砂丘は本当に“不毛の地”なのでしょうか?

よ〜く見ると、砂丘には他では見ることのできない珍しい生き物が数多く生息しているのです。例えばコウボウムギにカワラハンミョウ。ふつうの植物なら枯れてしまうくらい砂に埋もれても、コウボウムギはどんどん成長していきます。カワラハンミョウは熱砂から身を守るために、背伸びをして歩くユニークな昆虫です。

コウボウムギ、雄花コウボウムギ、雌花

カワラハンミョウ

基礎データ
地図
指定日
:1963年 (昭和38年) 7月15日
面積
:8,783ha (2014年3月31日現在)
年間利用者数
:696万人(2012年度)
関係都道府県
:京都、兵庫、鳥取
掲載記事は2000年 (平成12年) 8月取材当時のものです
もくじ

砂丘の成り立ちと、不思議で魅力的な現象
年間180万人を超える観光客が鳥取砂丘の壮大なスケール、芸術的な砂の動きにため息をつきます。無論、観光客数・面積・砂の起伏の変化・ユニークな動植物、どれをとっても日本一の砂丘と言えます。

そもそも鳥取砂丘の砂はどこからきて、どうして丘を形作ったのでしょう?まず、山の岩石が雨などにより砕かれ砂となって河口に吐き出されます。そして沿岸流によって回遊し、海岸に打ちあげられるのです。この砂が乾燥し、風によって移動することで砂丘が出来上がります。

風によって常に動いている砂丘の砂は「風紋」「すりばち」「砂簾」の3模様を代表とするさまざまな芸術的風景を築きます。風が吹いた後の、一面に広がる砂の連続模様もまた絶景で、この砂が形作るさざ波のような模様は「風紋」と呼ばれます。また、砂丘にできる巨大なくぼみはキッチンでお馴染みのすりばちに似ていることからそのまま「すりばち」という名前になりました。以前は30以上の「すりばち」を鳥取砂丘で見ることができましたが、現在では砂丘の減少に伴い10程度に減ってしまいました。しかし深さ40メートルにも達する巨大な「追後すりばち」などが今に残されています。遠方から簾(すだれ)のように見える「砂簾」は砂丘特有の不思議な現象で、砂粒が砂丘の急斜面を滑り落ちる姿なのです。

風紋 すりばち 砂簾


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