さとばるのカエルたち

2021年5月3日(月)

さとばるでは、カエルたちの鳴き声が昼夜聞こえてきます。

昼にはトノサマガエルやシュレーゲルアオガエルが、
夜にはアマガエルが合唱しています。

カエルの合唱はナワバリを宣言したり、雄が雌に対して求愛しているといわれています。
合唱は春から夏、早い種類(ニホンアカガエル類)は冬にも行われます。
合唱を聞くことで、里山の豊かな生態系が育まれていることを感じます。

泥に隠れるトノサマガエル

そんななか、さとばるの田んぼで塊状の卵を発見しました。

水を含みゼリー状の部分がふくらんでいるとはいえ、大人の両手でもすくいあげれないほどの量が、1匹のカエルのおなかの中に蓄えられていたのかと思うと驚きです。

少し成長している卵。
先ほどとは違う卵。こちらは生まれるにはまだまだ。

これからこの子たちは厳しい野生の世界を生きていかないといけませんが、陰ながら応援したいです。(江上)

新型コロナウイルス感染拡大に伴う
5月の活動自粛について

2021年5月8日(土)

大分県より5月6日に県外移動自粛要請が出たことに伴い、
一般募集型の活動(プログラム・ボランティア)を5月31日まで自粛いたします。
(お申込み頂いている皆様には個別にご連絡いたします)
皆さまにはご迷惑をおかけいたしますが、
ご理解とご協力をお願いいたします。
*開園は通常通り行います。

落ち葉たい肥づくり

2021年5月9日(日)

事務所に舞う大量の落ち葉を活用しようと、昨年12月から昔ながらの「落ち葉たい肥づくりに」挑戦中です。
今日はたい肥をかく拌させる、切り返し作業を行いました。

水分を含む落ち葉はなかなかの重さ。重労働です

これまで思うように微生物による発酵・分解が進んでいませんでしたが、葉の形や色に少しずつ変化が出てきました。

落ち葉についた白いカビ。分解・発酵には欠かせない菌の一つ
中の温度を測ってみると35.9℃。ぬるま湯に近い、やさしい温かさ

この温度は分解の段階としてはまだまだ初期。
落ち葉をかく拌して新鮮な空気と水を与えながら、微生物くんたちの頑張りに期待したいところです。
発酵がどんどん進んでいけば、温度が50~70℃にもなるというので楽しみです。
今日は作業中に落ち葉の分解者のひとり、ダンゴムシの姿もありました。
中が熱くなると、ダンゴムシも一時避難するのでしょうか!

春の妖精キスミレ

2021年5月1日

野焼き後の黒い大地を彩るキスミレ。飯田高原では今が花盛りです。

黄色のお花とハート型の葉っぱが特徴

キスミレは春に開花し、タネを実らせ、夏には葉っぱも枯れてすっかり姿を消してしまいます。
このような植物のことを春植物と呼び「春の妖精」とも表現されます。
次の春まで土の中で休眠するため、短い期間でしっかり日光を浴びて栄養を蓄える必要があります。
そのため日当たりのよい野焼きされた草原や短く刈られた草地などはキスミレにとって最適な環境です。

防火帯に咲いたキスミレ。背後には野焼きの炎。

場所によっては大群落をつくるキスミレ、
黄色のお花が一面に広がる様子はかわいい妖精たちが、つかの間の春を謳歌しているようです。

一面に広がるキスミレ

 

さとばる自然情報Vol.11

2021年4月29日(木・祝)

九重ふるさと自然学校の自然体験フィールド「さとばる」。
自然散策路で見られる生きものなどの自然情報を定期的にお届けします。

暖かい春風に目を覚ましたのか、草花の開花に続いて動物たちも活発に動き始めました。
当校では自然散策路沿いの草原や田んぼなどで、生きもの採集や観察を楽しめます。
事務所で観察道具のレンタル(有料)もしていますので、ぜひご利用ください♪
※採集した生きものはお持ち帰りいただけません。ご了承ください。

【開園時間】9:30~17:00 ※受付を事務所でお願いします。
【入園料】無料
【定休日】火曜 ※GW期間中の5/4は開園

アカタテハ。成虫で冬を越すタテハチョウの仲間。長い冬を乗り切ったため、羽が少しボロボロです
スジグロシロチョウ。モンシロチョウに似ていますが、羽に黒い筋が入っているのが特徴。オスは羽からレモンに似た香りを放っていい匂い
アサヒナカワトンボ。川の中流~上流で見られるトンボ。ヤゴで冬を越し、他のトンボよりも早い3月頃から羽化します。緑色の美しい輝きを放つメタリックボディの持ち主
体の一部が青色をしたニホンアマガエルを発見。カエルは皮膚に黄色(おうしき)・虹色(こうしき)・黒色(こくしき)の色素細胞を持ちます。しかし、生まれつき黄色の色素がなかったり、少なかったりすると青色に見えます
トノサマガエル。冬眠から覚めたばかりなのか、大人しくポーズをとってくれました。体長約10cmのメス。なかなかの大物です
ジムグリ。名前は聞きなれませんが、北海道~屋久島に生息する日本固有のヘビ。これは大人ですが、子どものときは鮮やかな赤色で黒い模様があります。名の由来は「地潜」。穴掘りが得意で、土の中での暮らしが好きです
ヒバリ。草原や畑の上空でピーチュル♪ピーチュル♪と複雑にさえずります。鳴き声から姿を探すのが意外に難しいです。スズメと同じくらいの小さい体で懸命に鳴いています

さとばるに暮らす生きものたちにぜひ会いに来てください。
旬の自然情報はスタッフにお尋ねくださいね♪