モズのはやにえ

2020年11月28日(土)

まだ新しいはやにえ

枝に刺さっているのは、コバネイナゴ。
野鳥のモズが、捕まえた獲物をなわばり内の枝に突き刺したもので、「モズのはやにえ(速贄)」と呼びます。
はやにえは「供え物」という意味ですが、これは自分が食べるための餌。
繁殖期でない時期にオスがはやにえを作り、春の繁殖期が始まるまでに食べ尽くします。
言ってみれば、冬の保存栄養食です。

でも、それだけではありません。
実は、はやにえを食べた量に応じてさえずりが上手になり、繁殖期にメスからモテると言われています。
はやにえ作りが上手で、忘れずに食べることができる賢いオスほど、子孫を多く残せるんですね。(指原)

モズ。口から目にかけての黒い線と長い尻尾が特徴。キィー♪キチキチキチ♪と高い声で鳴く。ウグイスなどの他の鳥の鳴き真似も得意。漢字名「百舌」の由来でもある

 

霧氷

2020年11月29日

ぐっと冷え込んだ飯田高原。
くじゅう連山では霧氷を見ることが出来ました。
氷をまとい白くなった山々は存在感が増して、
いっそう大きく堂々とした姿になります。
厳しくて美しい冬の到来です。(川野)

山頂付近に霧氷をまとった三俣山

 

気が早い?

11月20日(金)

カモにとって冬は恋の季節。
オスは冬が深まるにつれてメスにアピールするための
鮮やかな羽に衣替えしますが、
自然学校のみいれが池で、衣替えが完了しないうちから
メスを追いかけるヒドリガモのオスを見かけました。
彼がメスに振り向いてもらえたかどうかはわかりませんが、
少し気が早かったかな?(阿部)

メス(写真左)を追いかけるヒドリガモのオス(写真右)

さとばる自然情報 Vol.7

2020年11月15日(日)

九重ふるさと自然学校の自然体験フィールド「さとばる」。
自然散策路で見られる生きものなどの自然情報を定期的にお届けします。

霜が降りる日が増え、紅葉が楽しめるのもあと少しになりました。
ヤマザクラやケヤキなどはもう葉を落としていますが、カエデ類はもう少しだけ楽しめそうです。
木々が葉を落とすと、野鳥観察におすすめのシーズンを迎えます。
冬を告げるジョウビタキやカモなどの渡り鳥の姿も目にするようになりました。
野鳥の餌台にはゴジュウカラやヤマガラの姿も。
小さくて可愛い生きものたちに会いに来ませんか。

【開園時間】9:30~17:00 ※受付を事務所でお願いします。
【定休日】火曜

ヒドリガモ。冬鳥。“みいれが池”に来ています
コガモ。こちらも冬鳥。ハトよりひと回り大きい小型のカモ
ジョウビタキ。冬鳥。畑の杭のてっぺんなどに止まり、ミミズや昆虫などを狙っていたりする
ミヤマホオジロ(雄)。冬鳥。雌雄ともに冠羽が目立つが、メスは頭部の色彩が淡い
アトリ。スズメぐらいの大きさの冬鳥
ゴジュウカラ。ヤマガラと同じく年中見られる鳥。餌台のヒマワリの種が大好物
ヤマガラ。ビーッビーッビーッ♪とよく鳴いています
コハウチワカエデ。青空によく映えます
ウバユリ。翼をもった超軽量の種は、風に吹かれて次々ととび出していきます

バードウォッチング用の双眼鏡は300円で貸出しています。
その他、見どころなど詳しくはスタッフへ気軽にお尋ねください。

自然で遊ぼう!おやとこ ~田んぼの巻~ 
新米をたべよう!収穫祭

2020年11月3日(火・祝)

当校が取り組む「お米も生きものも育む自然共生型田んぼづくり」。
コロナ禍の中でもいろいろな方にご参加いただき、無事にお米を収穫することができました。
今回は新米を味わう収穫祭です。水に土に太陽に、そして生きものに。
自然への感謝の気持ちを込めて秋の恵みをいただきました。

さて、今回は毎年恒例の飯ごう炊さんはもちろん、お手製の玄米茶で新米を味わいました。

高原の水の冷たさに悲鳴を上げながら洗った新米
火のお世話もバッチリで、みなさん上々の炊きあがりでした
ごはんのお供と一緒に新米をペロリ
採りたてシイタケの炭火焼きは大好評!
玄米茶は自分で脱穀・もみすりした玄米も使いました。もみ殻を風で飛ばして、玄米だけ残します
玄米を焙煎中。う~ん、いい香り

ごはんの後は、稲刈り後の田んぼの生きものを見てみよう!ということで採集と観察会を実施しました。急に冷たい風が吹きはじめ、真冬のような寒さでしたが、みなさんのなんと元気なこと。

風邪を引くのではと心配してしまうほど泥んこに。まさに子どもは風の子です
ドジョウが採れたよ!

田んぼ横のビオトープや水路では、ヒメゲンゴロウ、マツモムシ、コオイムシの水生昆虫やツチガエル、ドジョウ、サワガニなどに出会いました。水が引いた田んぼでは、カマキリやコバネイナゴ、キアゲハの幼虫なども発見!

生きものについてたくさんの質問が出て、にぎやかな観察会となりました

最後は、収穫のお礼とお土産に今年の新米をプレゼント。米袋に貼るシールに、絵やメッセージを書き添えました

「今日は今までの人生で最高の日」。
10歳の男の子がそんな言葉をかけてくれました。
楽しさや喜びの詰まった収穫祭をまた皆さんと共有できるよう、来年もお米も生きものも育む田んぼづくりを続けていきます。