お知らせ

【7月】開園日&さとばる自然情報

2023年6月27日(火)
夏の「カシワの丘」

7月、飯田高原では本格的な夏の到来です。

日に日に草原の緑が深まっていく中で、様々な野花が花期を迎えます。

キスゲ、アソノコギリソウ、シモツケソウ、ハナウド、チダケサシ、タムラソウ、オカトラノオ、コバギボウシ、カキラン、コオニユリなどなど、見ていて飽きることがありません。

また、夏といえば昆虫!

チョウではツマグロヒョウモンやジャノメチョウ、トンボではシオカラトンボやオニヤンマが飛び交い、セミではヒグラシやニイニイゼミが活発に鳴きます。

この夏は生きものでにぎやかな自然学校のフィールド「さとばる」へ、どうぞお越しくださいませ。

園内マップはこちら

*体験プログラムメニュー    *ミニクラフト体験メニュー   

【開園時間】9:30~17:00(最終受付16:30) ※自然散策は事務所で受付をお願いします。
【入園料】無料
【定休日】火曜
ユウスゲ(キスゲ)
九重では別名の「キスゲ」の方が一般的。花は夕方に咲き、翌日の午前中にはしぼみます。一面緑の草原の中でレモンイエローの花がよく目立ちます。
アソノコギリソウ
ノコギリのようなギザギザした葉と白い花を密集させた姿が特徴的。名前にアソ(阿蘇)が入っている通り、九州にしか自生していない特産種です。
シモツケソウ
別名はクサシモツケ。草原や林の縁などで見られます。ビーズのようなつぼみが開くと、細やかなピンク色の花が無数に咲きます。
ハナウド
人の背丈より大きくなるセリ科の植物。下から見上げると小さな花がレース模様のように美しく見えます。チョウの草原などで見られます。
ツマグロヒョウモン
タテハチョウの仲間。メスは前ばねの端の黒色が目立ちます。体内に毒をもつカバマダラというチョウに擬態していると言われています。ノアザミやウツボグサでよく吸蜜しています。
ヤゴの抜け殻
7月になるとトンボの種類が増えてきます。こちらはオニヤンマのヤゴ(幼虫)の抜け殻。夏は田んぼや小川沿いでヤゴの抜け殻を探すのも面白いかもしれません。

☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆☆彡
散策の際は、季節の見どころを気軽にスタッフにお尋ね下さい。
今回紹介した生きもの以外の花、野鳥、昆虫などの観察もお楽しみいただけます。
お弁当などの持ち込みもOK!広~い原っぱ、木陰などの休憩スペースもあります。
のんびりお過ごしください。
☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆☆彡

<お問い合わせ>
 九重ふるさと自然学校 TEL 0973-73-0001 FAX 0973-79-3434
 E-mail:kujyu-sizengakkou@7midori.org
お知らせ

7月ボランティア活動参加者募集

生物調査や環境整備などの
ボランティア活動の参加者を募集中です。
一緒に九重の自然保護・保全活動をしてみませんか?
特別な技能などは必要ありません。
ご興味のある活動にご参加ください。

【さとばるサロン チョウ部】
かつてくじゅう連山周辺は、大分県で見られるチョウの96%が生息すると言われ、チョウの重要な生息地でした。しかし、近年は自然環境の変化や開発などの影響により、チョウの生息地が減少し、絶滅に瀕しているものも少なくありません。
チョウ部では、調査を通じてチョウの生息状況を把握し、その結果をもとに環境整備を行いながら、チョウが舞う飯田高原の自然を次世代に残していくことを目指しています。
チョウに詳しくない方も、楽しみながら安心してご参加いただける活動です。

≪チョウの調査≫
日時 
 7月22日(土) 10:00~12:30 ※雨天中止
内容
 チョウを虫捕り網で採集、種類を確認
 ※主にスタッフが種類を確認しますので、初心者の方も気軽にご参加ください。
持物
 動きやすい服装、長靴(汚れてよい靴)、帽子、タオル、飲み物
 ボランティア初級者向けテキストブック(自然学校制作、お持ちの方のみ)
備考
 調査は環境省主催の「モニタリングサイト1000里地調査(モニ1000)」としても実施しています。モニ1000は、長期的に調査データを収集することで、里地里山の複雑な生態系の変化を全国レベルでとらえる取り組みです。

≪環境整備≫

「ヒメシロチョウ生息地の環境整備」
日時
 7月1日(土) 10:00~15:30 ※雨天中止
 7月2日(日) 10:00~15:30 ※雨天延期:7月6日(木) 
内容
 ・草原の草刈り(刈払い機使用)
 ・刈った草の集積・持ち出し(熊手で草を寄せます) 
 ※刈払い機は、「刈払機取扱作業者安全衛生教育」を受講し、修了証をお持ちの方のみ使用できます。お持ちでない方は、草の集積・持ち出しのご協力をお願いします。
持物
 長袖・長ズボンの汚れてよい服装、長靴(安全靴)、帽子、作業手袋、タオル、飲み物、雨具、昼食、ボランティア初級者向けテキストブック(自然学校制作、お持ちの方のみ)、刈払機取扱作業者安全衛生教育修了証(刈払い機使用者のみ)
 刈払い機(お持ちの方はご持参ください。お持ちでない方はご相談ください)
 ※燃料:混合油は当校で準備します。
【田んぼサロン】
お米も生きものも育む「自然共生型田んぼ」の
管理方法の検討材料として、
田んぼとその周辺で暮らす野鳥を調べます。
調査を通して楽しく学んでみませんか?
日時
 7月17日(月) 9:30~11:00 ※野鳥部・カエル部・ビオトープ部
内容
 野鳥部
  田んぼとその周辺の調査コースを歩きながら、
  観察した野鳥の記録を取ります。
 カエル部
  田んぼとビオトープの畔を歩き、
  観察したカエルの記録を取ります。
 ビオトープ部
  ビオトープの一部の水生生物を採取し、
  種類と数の記録を取ります。
集合場所
 九重ふるさと自然学校事務所
 (大分県玖珠郡九重町大字田野1726-408)
持物
 汚れてもよい服装・靴、帽子、
 双眼鏡(貸し出しもあります)
環境整備】
「散策路整備」
日時
 7月22日(土) 13:30~16:00 ※雨天中止
内容
 木道などの補修、支障木の伐採など
持物
 長袖・長ズボンの汚れてよい服装、長靴、帽子、タオル、作業手袋、ゴム手袋(あれば)、飲み物、雨具
集合場所
 九重ふるさと自然学校 自然教室
 (大分県玖珠郡九重町田野1726-143)
備考
 同日10:00~12:30は、さとばるサロン(チョウ部)でチョウの調査を実施します。
【チョウを呼ぶ庭づくり】
散策路沿いにチョウが好む野草を植えて
「チョウを呼ぶ庭」を創出したいと思います。
場所は、自然学校のシンボル「みいれが池」沿いです。
野草は種から育てたり、管理上草刈圧の強い場所のもの
などを移植したりします。
生きものも人も集う場所づくりの完成形を想像しながら、
一緒に庭づくりを楽しみませんか。
日時 
 7月9日(日) 10:00~12:00 ※雨天中止
内容 
 ヒヨドリバナなど苗の地植え
 *さとばるで採取した種から育てたヒヨドリバナなどの苗を植えます
 *ヒヨドリバナはアサギマダラが好んで吸蜜する野草です
持物 
 汚れてもよい服装、長靴、帽子、作業手袋、タオル、飲み物、雨具(念のため)
集合場所
 九重ふるさと自然学校事務所
 (大分県玖珠郡九重町田野1726-408)
ヒヨドリバナに吸蜜するアサギマダラ
プログラム運営補助】
「田んぼの生きものさがし」
 自然学校の自然共生型田んぼにて、生きものさがしや観察を行います。
 参加者が楽しく、安全に活動できるようサポートをよろしくお願いします。
日時
 7月16日(日) 9:30~13:00
内容
 参加者の活動支援、安全管理、会場設営など
集合場所
 九重ふるさと自然学校 自然教室
 (大分県玖珠郡九重町田野1726-143)
持物
 汚れてもよい服、長靴またはサンダル、帽子、タオル、飲み物、雨具(少雨決行)

「川の生きものしらべ」
 川で生きものを採取したり泳いだりします。
 会場設営や子どもの安全管理等にご協力ください。
日時
 7月30日(日) 11:00~18:00 ※雨天延期:8月5日(土)
内容
 備品運搬、活動監視、会場設営など
集合場所
 九重ふるさと自然学校 自然教室
 (大分県玖珠郡九重町田野1726-143)
持物
 濡れてもよい服・かかとのある靴(靴を履いたまま川の中に入ります)、
 帽子、タオル、昼食

参加を希望される場合は、いずれも3日前までにお申し込みください。
お申し込みはこちら

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【6月】開園日&さとばる自然情報

2023年5月25日(木)
九重町の花「ミヤマキリシマ」

6月にもなると飯田高原は草原や木々の新緑で緑一色に染まります。
その緑の中にはノアザミの紫色やウラギンヒョウモンの橙色、ミズキの白色があり、鮮やかに飾っているように見えます。
また、くじゅう連山ではミヤマキリシマが盛りを迎え、多くの登山客で賑わいます。
ハイシーズンになると自然学校からでも山の上がピンク色に見えます。
夏の到来を感じさせる6月、時には自然の色に注目して散策なんていかがでしょうか。

園内マップはこちら

*体験プログラムメニュー    *ミニクラフト体験メニュー   

【開園時間】9:30~17:00(最終受付16:30) ※自然散策は事務所で受付をお願いします。
【入園料】無料
【定休日】火曜
オオヨシキリ
「ギョギョシ、ギョギョシ♪」と鳴く、さとばるを代表する夏鳥です。ヨシやハナウドに器用に掴まり、鳴いている様子が見られます。
ノアザミとウラギンヒョウモン
6月になると草原やその周辺では紫色のノアザミが目立ちます。その鮮やかな花にはチョウやアブ、ハナムグリなど様々な昆虫が集まります。
ユキノシタの花
常緑の多年草で湿った岩陰を好みます。花は2枚の花弁が長く伸びるという独特な形をしており、まるで妖精のよう。事務所周辺で見られます。
樹液に集まる昆虫たち
クヌギやミズナラの樹液に様々な昆虫がひしめく様子はまさに「樹液酒場」。写真の酒場にはルリタテハ、コクワガタ、ヨツボシケシキスイが集まっています。
ニホンアマガエル
指先の丸い吸盤を使い植物や壁を器用に登ります。梅雨の時期、田んぼでは「グワッ、グワッ♪」といった大合唱を聞くことが出来ます。
スイカズラ
つる性の植物で白い花からは、甘い香りが漂います。スイカズラの花は時間とともに白から黄色へと変化します。

☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆☆彡
散策の際は、季節の見どころを気軽にスタッフにお尋ね下さい。
今回紹介した生きもの以外の花、野鳥、昆虫などの観察もお楽しみいただけます。
お弁当などの持ち込みもOK!広~い原っぱ、木陰などの休憩スペースもあります。
のんびりお過ごしください。
☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆☆彡

<お問い合わせ>
 九重ふるさと自然学校 TEL 0973-73-0001 FAX 0973-79-3434
 E-mail:kujyu-sizengakkou@7midori.org
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【5月】さとばる自然情報

2023年4月28日(金)
田植えを終えた田んぼと泉水山

5月、野焼きを終え真っ黒だった草原には新しい草花が芽吹き、緑の草原へと変化していきます。
日に日に暖かさを増すとともに、目に見えて生きものたちが増える時期でもあります。
田植えを終えた田んぼではシオカラトンボやダビドサナエなどのトンボが飛び交い、あぜ道を歩けばトノサマガエルやツチガエルが飛び跳ねます。
夏鳥であるカッコウやオオヨシキリも渡来し、飯田高原をにぎわせます。
他にも草原に咲く野花や木々の新緑、そしてくじゅう連山に咲くミヤマキリシマなど、
見どころ満載な5月のくじゅうへ、そして自然学校へどうぞお越しください。

園内マップはこちら

【開園時間】9:30~17:00 ※自然散策は事務所で受付をお願いします。
【入園料】無料
【定休日】火曜
カシワの丘
野焼き後の「黒」から「緑」へ変化します。
草原にはハルリンドウやアザミなどの花が咲き、それを求めるように様々なチョウが飛びます。
アマドコロ
日当たりのよい草原に生え、さとばるではカシワの丘でよく見られます。葉の付け根から花が咲く姿はスズランを連想させます。
ダビドサナエ
4~7月に見られる小型のサナエトンボ。
山間部の渓流域で見られます。サナエトンボの仲間は、春の里山を代表するトンボです。
ツチガエル
通称イボガエル。田んぼでよく見かけます。さとばるでは他にもトノサマガエルやアマガエル、アカガエルにも出会うことができます。
カッコウ
5月頃に渡来する夏鳥で九重町の町鳥に指定されています。鳴き声はその名の通り、「カッコウ♪」今年の初鳴きはいつかな...?
木々の新緑
写真はカシワの木の若葉。事務所周辺やどうぶつたちのクヌギ林では新緑が見どころです。散策の際は、ぜひ頭上を見上げてみてください♪

☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆☆彡
散策の際は、季節の見どころを気軽にスタッフにお尋ね下さい。
今回紹介した生きもの以外の花、野鳥、昆虫などの観察もお楽しみいただけます。
お弁当などの持ち込みもOK!広~い原っぱ、木陰などの休憩スペースもあります。
のんびりお過ごしください。
☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆☆彡

お知らせ

【5月】開園日のお知らせ

2023年4月28日(金)

日頃より、九重ふるさと自然学校をお引き立ていただきありがとうございます。
5月2日は立春から数えて八十八夜。霜が降りる日もそろそろ終わりです。
さて、くじゅうの山と高原はいよいよ新緑に萌え、眺めているだけで心が洗われる、そんな時季を迎えました。
今年のゴールデンウイークは、コロナの感染状況が落ち着き、お出かけされる方も多いのではないでしょうか。
自然学校では、4月29日(土)~5月7日(日)までの期間中、5月2日(火)を除き開園します。
祝日と休日は終日、ミニクラフト体験を予約不要で開催!
自然の素材で楽しく工作してみませんか。
ご来園お待ちしています!

ミニクラフト体験メニュー表

■開園時間 9:30~17:00(最終受付16:30)
■入園料  無料
■定休日  火曜日

<お問い合わせ>
 九重ふるさと自然学校 TEL 0973-73-0001 FAX 0973-79-3434
 E-mail:kujyu-sizengakkou@7midori.org