お知らせ

さとばる自然情報Vol.10

2021年4月14日(水)

九重ふるさと自然学校の自然体験フィールド「さとばる」。
自然散策路で見られる生きものなどの自然情報を定期的にお届けします。

今年も九重・飯田高原の野焼きが終わりました。
草原や湿原が黒い大地に衣替えし、「春は黒」の異名を持つ九重の春がようやくやってきました。
とはいえ、3月からの暖かさで例年よりも早く春の花が咲き始めています。
2月下旬に初鳴きを聞いたウグイスは、さえずりがずいぶん上手くなりました。
早く素敵な奥さんが見つかりますように。。。

【開園時間】9:30~17:00 ※受付を事務所でお願いします。
【入園料】無料
【定休日】火曜

野焼き風景。風下から草原に火を入れていきます
延焼することなく、美しく焼けました。約1か月後、新緑のじゅうたんが広がります
草原で夕日に照らされ、黄金色に輝くキスミレ(スミレ科)
ハルリンドウ(リンドウ科)。秋のリンドウと違って背が低く、足元に咲いています
ツクシシャクナゲ(ツツジ科)。今年は開花が約1週間早いです。4月下旬にかけて見頃を迎えます
サクラ類(バラ科)。みいれが池のほとりや自然教室のあちこちで、見ごろ~散りはじめです
アケビ(アケビ科)。果実は秋の味覚で有名ですが、春は花を天ぷらで食べます
たんぼの畔で綿毛を飛ばすセイヨウタンポポ(キク科)。お隣の水路には、メダカならぬタカハヤ(コイ科)が元気に泳いでいました
ヤエヤマブキ(バラ科)。万葉集の時代から愛される春の代表花。おしべが花弁になっているため、実ができません
ケヤキ(ニレ科)も葉を開き始めました。透明感のある新緑をこれから楽しめそうです
ウグイス(ウグイス科)。ホーーーー、ホケキョッ♪と、切れよく鳴くのも練習の賜物。4月にもなると美声が響き渡ります