お知らせ

さとばる自然情報Vol.12

2021年5月16日(日)

九重ふるさと自然学校の自然体験フィールド「さとばる」。
自然散策路で見られる生きものなどの自然情報を定期的にお届けします。

今年は早くも梅雨入り!九州北部は平年よりも20日早い、5月15日でした。
夏への移ろいとともに、九重では南の方から夏鳥たちが渡ってきています。
九重町の鳥でもあるカッコウは、例年5月10日頃に初鳴きを聞きますが、今年は5月11日。
ほぼ正確に時を刻んで、毎年日本にやって来るのには驚きです。
野鳥たちはただいま繁殖のシーズン。運命の相手と早く出会えますように!
【開園時間】9:30~17:00 ※受付を事務所でお願いします。
【入園料】無料
【定休日】火曜

カッコウ♪ 牧歌的な鳴き声と文学的な親しみから、九重の草原に最も適した鳥であるとして、九重町の鳥に指定されています。自分では巣をつくらず、他の鳥の巣に卵を産み、ヒナを育てさせる「托卵」という習性を持ちます
ホトトギス。夏鳥として渡来します。「トッキョキョカキョク♪」と言っているように鳴き、夜中に鳴くことも。カッコウと同じく、托卵の習性を持ちます
オオヨシキリ。夏鳥としてヨシ原等に渡来し、「ギョギョシ、ギョギョシ…」と濁った大きな声でさえずります
夏鳥として有名なツバメ。巣は泥や枯れ草に自分の唾液を混ぜてつくり、田んぼで巣材を調達しています。飛びながら空中で昆虫を捕まえたり、湖面すれすれに飛んで水を飲む姿は名人芸!
キショウブ。みいれが池のほとりで、見頃を迎えています
セイヨウシャクナゲは、まるでブーケのよう。びっしりと花がつく様は圧巻です
ミズキ。花は葉の上に乗っているようで、立体的な美しさがあります。材が柔らかく、 昔からこけしの材料としても有名です
ウマノアシガタ。花は光沢があり、太陽の光を受けると黄金色に輝きます。名の由来は葉を馬の脚に見立てたという説がありますが、あまり似ていません
ベニシジミ。幼虫はスイバ(タデ科)を食べて成虫になります。どこでも見かけるチョウですが、じっくり見るとその美しさにはうっとりします

さとばるに暮らす生きものたちにぜひ会いに来てください。
旬の自然情報はスタッフにお尋ねくださいね♪