お知らせ

さとばる自然情報Vol.14

2021年7月15日(木)

九重ふるさと自然学校の自然体験フィールド「さとばる」。
自然散策路で見られる生きものなどの自然情報を定期的にお届けします。

今年の長かった梅雨が明けました!
明けたと同時に、青空には入道雲、そして昼を過ぎれば雷雨…。
本格的な夏到来といった気象に早変わりです。
こちらは標高900mの高原で、平地より涼しいとはいえ、その半面、紫外線はジリジリと強いです。
帽子など日焼け対策をして、爽やかな九重の夏を楽しんでくださいね。

【開園時間】9:30~17:00 ※受付を事務所でお願いします。
【入園料】無料
【定休日】火曜

8月初めごろにかけては、昼過ぎから夕立が多いので注意
大岩の下から湧き出す清水。水温は13℃。と~ってもひんやり~
キスゲ(別名ユウスゲ、ワスレグサ科)。夕方に咲いて翌日にはしぼむ1日花。観察は午前の早い時間がおススメ
クサレダマ(サクラソウ科)。キスゲと同じ、レモンイエローの小さな花を咲かせます
ハンカイソウ(キク科)。夏の花では大型。2m近くまで成長します。BIG!
アソノコギリソウ(キク科)。日本と大陸(中国)が陸続きだった時代にやってきた生き残り植物の一つ
ツクシクガイソウ(オオバコ科)。紫色の花の集まりが、トラのしっぽのような形に
ママコナ(ハマウツボ科)。半寄生植物で、ススキなどイネ科植物の根に寄生し、栄養を吸収できる
ノハナショウブ(アヤメ科)。花びらの黄色い部分は、「蜜標( みつひょう)=ガイドマーク」と呼ばれ、昆虫に蜜のありかを知らせると言われる
カワラナデシコ(ナデシコ科)。秋の七草の一つで、かの清少納言も「草の花は撫子」と挙げた推し花
交尾中のウラギンヒョウモンのペア。メス(下)の方が体が大きい。真夏になると活動を休止する「夏眠(かみん)」に入り、秋になると活動し始める
キチョウ。幼虫の食べ物はマメ科の植物。さとばるには、メドハギなどマメ科の植物がたくさん!数多く見られる
田んぼには、オタマジャクシから成長したニホンアカガエルの子どもがたくさん!体長わずか2cmでも30cmも飛ぶ驚きのジャンプ力を持つ

さとばるの生きものたちにぜひ会いに来てください。
旬の自然情報はスタッフにお尋ねくださいね♪