お知らせ

【4月】さとばる自然情報

2023年3月24日(金)
野焼き後のタデ原湿原。壮観な景色が広がる

「春は黒」と言われる九重の春の風物詩、野焼きが始まりました。
自然学校の野焼きは雨続きで予定通りに進んでいませんが、タデ原湿原や泉水山では野焼きを終え、真っ黒な大地が広がっています。
太陽の光を浴びて地温が高まり、新芽の芽吹きがいっそう進みそうです。
自然学校の事務所林では、ひと足早く冬から目覚めた木々が次々に開花中。
アセビやコブシ、ダンコウバイが見頃を迎え、辺りにやさしい甘い香りを漂わせています。
枯野色から黒色、そして鮮やかな新緑へとダイナミックに変化していく九重の春。
自然学校でのんびり散策しながら楽しみませんか。

園内マップはこちら

【開園時間】9:30~17:00 ※自然散策は事務所で受付をお願いします。
【入園料】無料
【定休日】火曜
コブシは湿った場所を好み、さとばるでは池や小川の近くで見られます。純白のドレスのような優雅な花は、ただいま見頃を迎えています
アセビは漢字名で「馬酔木」。葉に毒があり、馬が食べると酔ったようになることが由来とも言われます。花は美しいですが、食べるのは厳禁!
ダンコウバイ。クスノキ科の低木で、特有の香りを持つ香木のひとつです。こんぺいとうのような小さくて可愛い花を咲かせます。見ごろは4月上旬まで
ネコヤナギ。5月上旬頃になると、ふわふわの綿毛をまとった種(柳絮:りゅうじょ)を飛ばします。写真は雄花です
サクラは4月中旬頃に見ごろを迎えます
みいれが池のほとりの桜と九重の山を愛でながら、チェアでのんびり。至福のひと時
キスミレは火山のある地域に自生するスミレです。葉がハートの形をしています。草原や林のそばで見られ、4月中旬以降に見ごろを迎えます
ハルリンドウ。お天気のよい日に咲いて、昆虫たちが来るのを待ちわびています。蕾はブルーベリーソフトのような可愛いマーブル模様。さとばるにはハルリンドウが群生して咲く「ハルリンロード」があります。探してみてください
ツクシショウジョウバカマ。4月上旬に見ごろを迎える早春の花です。袴を広げたような立派な葉が特徴です
山菜として名高いセリ。湧き水の周辺で競(せ)るように茎葉を伸ばします。爽やかな香りとシャキッとした食感が美味で、胃を元気にする作用があります
にぎやかなピンク色はミツバツツジ。葉が開く前に咲くので、迫力があります。ツクシシャクナゲと同様に4月中旬~下旬に見ごろを迎えます
ミヤマセセリは、クヌギやコナラなどの雑木林にすむ春を告げるチョウです。1年でこの時期にしか見られません。この日はひなたぼっこ中。もっと近づこうとすると、さっと林の奥へ飛んでいきました

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散策の際は、季節の見どころを気軽にスタッフにお尋ね下さい。
今回紹介した生きもの以外の花、野鳥、昆虫などの観察もお楽しみいただけます。
お弁当などの持ち込みもOK!広~い原っぱ、木陰などの休憩スペースもあります。
のんびりお過ごしください。
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