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トキのすめる里づくり
  

休耕田再生技術の一環である石垣の再生に挑戦


2007年8月

トキのすめる里づくりは里地・里山の保護・保全でもあります。今回は休耕田再生技術の一つである石垣の再生に挑戦しました。
現在日本全国で休耕田化が進んでおり、再生等の論議がされていますがその際に問題になるのが石垣の再生です。当時の工法をご存知方が少なくなっており、目の前にあっても直すことが出来ないのです。
さらに、このような伝統技術は師匠の作業を見て学ぶ、というものでしたので記録や資料等がほとんど残っていません。今回は運よく昔の工法をご存知の元石工の方がいらしたため、プログラムとして実施することができました。
今回は防風林が大きくなり崩れてしまった石垣(約5mぐらい)を都市部の参加者、九重町の加勢の方、当スタッフ総勢10人で2日間かけて再生しました。
具体的な作業方法としては

1.
何もしていない状態。かなり荒れています。
2.
まず周辺の邪魔な枝や草を除去します。崩れた箇所は土が露出するため、草が生えやすいのです。

3.
その後は崩れて落ちた石、崩れかけた石垣等を一度離れた場所へ移動します。

4.
運び出された石
5.
また今回は石垣崩落の原因となった防風林を一部伐採しました。ここまでは、事前に準備をしておきました。

6.
石垣の根元にある不要な土を除去。これは足場の確保と同時に根石と呼ばれる一番下の石積みを確認する目的もあります。

7.
いよいよ、石積み開始。土台となる部分は石垣の中で最も重要な部分となるため、石工の方が石を削って調整しつつ、慎重に組み上げていきます。

8.
重い石は鎖と杉の棒を使って運びます。1本の鎖なので石が落ちるのではと心配になりましたが、一度も落ちることはありませんでした。

9.
石を組んだ後は、裏側に「ぐり石」と呼ばれる石垣を固定する石を入れ、土でかためていきます。

10.
最後に余った土砂を最上段に入れ、今回は家主の方が重機で手伝っていただけたので非常に助かりました。

11.
完成!この日は日差しも強く体力的に大変な作業でしたが、無事石垣も完成し、みなさん充実した笑顔です。

昔の人々の大変さを学ぶとともに優れた技術の一端に触れることが出来た2日間でした。
今後はこのプログラムを通じ、技術の記録化、作業を実際体験することによる若者への伝承等を進めていきます。



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