セブン-イレブン みどりの基金 一般財団法人セブン-イレブン記念財団

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トキのすめる里づくり

伝統炭焼きプログラム活動報告


2007年12月

田畑の作業が一段落する農閑期の11月。
九重ふるさと自然学校では、炭の原料となる木材を伐採することで森林の荒廃を防ぎ、里山の保全に貢献しようという目的で、「伝統炭焼き」プログラムを行いました。
地元老人会の方々の全面協力により、炭窯づくりからはじめ、かやぶき屋根づくり、火入れ、炭出しの全ての工程を3回に分けて行うプログラムで、17名の参加者が集まりました。



プログラム初日の挨拶

第1回目 伝統炭焼きプログラム 炭窯づくり、里山整備

11/17(土)、11/18(日)に炭窯づくりとクヌギの伐採(里山整備)を行いました。
炭窯づくりの工程は、まず石垣を積んで、その中に炭となる木材を入れてドーム型に成形し、その上から天井となる土を被せます。

重労働も大勢ですると楽しめました

最後の天井をつくる工程は、水は一切使わず、土が含んでいる水分が出るまでたたき続け土を固めて行く重労働です。参加者・指導者合わせて約30名のメンバーが交代しながら叩きつづけ、無事、窯を完成させることができました。次回はいよいよ窯の火入れ。炭の品質を決める重要な作業です。


第2回目 伝統炭焼きプログラム かやぶき屋根づくり、炭焼き(火入れ)

12月1日(土)かやぶき屋根づくりを行いました。
竹を組んで屋根の土台をつくり、かやを載せていきます。最初にかやぶき職人だった地元老人会の方に、藁縄の結び方をレクチャーしていただき、参加者が悪戦苦闘しながら藁縄で竹を結んでいきました。同じ結び方でも名人と参加者では結び目の締まり具合が違い、その違いは指の力のかけ具合によるとのこと。実施ならではの勉強となりました。

おいしい田舎料理が楽しみでした

12/2(日)はいよいよ窯に火を入れました。煙の色やにおいの変化を見ながら、少しずつ窯の入り口をふさいでいきます。
窯に火が入るのを待ちながら、地元老人クラブの女性陣が、炭焼き現場で郷土料理「だんご汁」を作ってくださいました。毎回いろんな料理を振舞ってくださり、「食べ物もこの炭焼きプログラムに参加する楽しみ」と話す参加者もいました。

12/8はいよいよ炭出し。窯の形や大きさ、火を止める加減等によって完成する炭の量や質が変わります。窯出しが待ち遠しいです。


第3回目 伝統炭焼きプログラム かやぶき屋根づくり、炭焼き(火入れ)

最終回の12月8日(土)。1週間前に火入れを行った炭の窯出し作業を行いました。
初めて炭を焼く窯は窯自体が湿っているため、一般的に炭の出来は良くないといわれており、希望と不安の入り混じった気持ちで当日を迎えました。
まず窯口に大量にもった土を取り除き、いよいよ炭出し。
全員の手でひとつひとつ窯から運び出し、大きな炭が出るたびにみんなで歓声をあげました。根燃え(窯に入れた炭材の地面に接している部分が焼け残っている状態)は残ったものの、最終的に約150キロの炭がとれ、初窯としては上々の出来栄えでした。


窯出しの瞬間

左:伐採した木を倒す様子 右:窯まで運搬する様子

今回の伝統炭焼きプログラムによって、この地域でつくられていた伝統的な土窯とかやぶき屋根が復元されました。
そして、しばらく手入れされていなかったクヌギ林を伐採し、小枝も残さず炭焼きに利用して、クヌギ林はきれいに整備されました。

来年以降、新しい芽吹きが新しい林をつくっていきます。


炭ができるまでの工程
1. 地もらい
まずは工事の安全を祈って「地もらい(地鎮祭)」を行い、作業にとりかかりました。
2. 土を掘る
窯の円周を紐で測りながら、窯の大きさを決めていきました。
3. 窯壁を築く
石を積み上げて窯壁を築きました。
100キロはあろうかという大きな石を窯口に設置する作業は大変でした。
第1回(11/17)
記念撮影
この日は窯壁を積む作業まで進みました。
この後、自然学校事務所でオリエンテーションも行いました。
4. 煙道の乾燥
炊き火をして、窯壁内部に打ち付けたシラス土を乾かすと同時に、窯の命である
「煙道」の調整を行いました。
5. 炭材投入
炭材となるクヌギを、隙間ができないように窯の中にぎっしり詰め込みました。
6. くうづくり
くう(天井)がドーム型になるように、切子(端材)で形をつくり、さらにその上にむしろなどを敷いてシラス土を被せました。
7. くう叩き
シラス土から水が出るまでひたすら叩き続ける重労働でした。
8. くう仕上げ
叩いて固くなったくうを、木ごてでならして丁寧に仕上げました。
9. 結び方講習
わら紐の結び方を指導していただきました。
10. 骨組み
竹でかやぶき屋根の骨組みをつくりました。
11. 屋根葺き
趣のある立派なかやぶき屋根が出来ました。
しかし後日、雨漏りが発覚!
すぐさま老人クラブのみなさまが修復してくださいました。
第2回(12/1)
記念撮影
記念撮影 土窯とかやぶき屋根が完成!
明日はいよいよ火入れです。
12. 火入れ
煙の色や匂いを見ながら、窯の火入れ作業を行いました。
13. 窯止め
煙を見ながら、窯止め(煙道と通風口の閉鎖)を行いました。窯の指導をしてくださったご夫妻が、窯を見てくださいました。
14. 炭出し
丹精こめてつくった炭を、全員の手でひとつつづ窯から運び出しました。
完成!!
完成 150キロの炭が出来上がりました!
根燃えは残りましたが、初窯としてはまずまずの出来栄えでした!
第3回(12/8)
記念撮影
 
 
 



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