セブン-イレブン みどりの基金 一般財団法人セブン-イレブン記念財団

活 動

九重ふるさと自然学校はセブン-イレブン記念財団が運営しています。
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トキもすめる里づくり

トキの里クラブ サマーキャンプ in 鹿児島


2013年8月24日(土)〜 8月26日(月)
 九重ふるさと自然学校は、トキ「も」すめるほど生きものが豊かな環境づくりを目指し活動しています。その一環で、地元の小・中学生たちが「トキの里クラブ」メンバーとして無農薬の田んぼづくりや、地域の川・田んぼの生きものしらべなど、さまざまな活動を行ってきました。
 そして今回は、他地域の自然やその保護・保全活動を視察・体験するため、九重町を飛び出し、鹿児島県の錦江湾へ2泊3日のサマーキャンプに行ってきました!錦江湾とは、2012年3月に国立公園に指定され、世界的にも2000羽ほどしかいないクロツラヘラサギ(トキの仲間)の飛来地があるところです。クロツラヘラサギが選んだ錦江湾とは、一体どんな場所(環境)なのか!?22名の子どもたちは期待に胸が膨らみます。
第1日目 8月24日(土)
たくさん捕まえました
そ〜っと行かないと逃げられちゃうっ
 鹿児島でお世話になる「くすの木自然館」スタッフの方々にご挨拶し、最初の活動場所である錦江湾の重富海岸へ向かいました。そこで、干潟とそこに棲む生きものの役割についてお話を伺い、実際に干潟で生きものを捕まえてみました。
 九重では見慣れない生きものたちを種類別に分類し、触ってみながらよ〜く観察。浄化能力の高い“ニホンスナモグリ”や、将来自分の食卓に並ぶかもしれないクルマエビの幼生など、たくさんの生きものを確認できました。
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分類してみよう!
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ゴカイの巣を観察中
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マメコブシガニ
「重富干潟小さな博物館」を見学
 干潟は“海のゆりかご”と言われるくらい、さまざまな種類の生きものたちが生育しています。そして、海に流れ込む川の水をきれいに浄化してくれているのです。しかし、あまりにも汚い水が上流から流れてくれば、干潟の生きものたちも手に負えません。「重富海岸の干潟がこんなに自然豊かで綺麗なのは、干潟でごみ拾いを行ってくれる人がいたり、川の上流に住む人々が自然に配慮しなるべく水を汚さないよう気をつけているから」というお話も聞く事ができました。
第2日目 8月25日(日)
 この日の午前中は、お天気が優れなかったので、農地を流れる別府川の中流・下流域をバスで回りながら、くすの木自然館の方のお話を伺いました。30年以上、川の水をできるだけ汚さないように配慮した有機農業に取り組んでいる方々の農地を見学したり、森の役割(動物のすみかになったり、地球の空気をきれいにする“肺”のような役割をしてくれる事)などについて聞かせてくださいました。
美味しく「いただきま〜す」
 今回の現地での食事はすべて、地元の食材や旬の野菜をたくさん使って、北山農村加工センターのお母さん方が作ってくださいました。姶良で野菜を育ててくれた方、料理をつくって下さった方、また自然の恵みや命に感謝し、好き嫌いなど言わず皆しっかり食べました。
何か発見!
突然お殿様登場!
 しばらくすると天気も回復し、バスを降りてみたら、なんと着物姿のお殿様が!!「この国史跡である大口筋白銀坂は、昔、参勤交代や西郷隆盛も通っていた街道だよ」とお殿様みずから紹介。約1時間ほどゲームやトレッキングを行い、昔の人々がどのような道を辿っていたか思いを馳せながら散策しました。途中の神社でお参りしたり、虫こぶでできた笛など森の中の自然を観察しながら歩きました。
 午後は、錦江湾に流れ込むうるし川の上流域で川の生きものしらべを行ったり川に飛び込んで遊んだりして、思いっきり楽しみました。子どもたちにはとっても印象深い体験となったようです。
第3日目 8月26日(最終日)
桜島と重富海岸
 最終日。子どもたちの多くは、海で遊べる事を一番の楽しみにしていたようです。お天気は、雨が降ったり止んだりでしたが、せっかく来た鹿児島!雨が止んだ頃を見はからって、いざ、海岸へ!!
イルカには出会えませんでしたが、ボードに乗ったり、砂遊びをしたり、波打ち際で波に揺られたり・・・。九重ではできない海での体験に子どもたちは大はしゃぎ。
 あっという間の3日間でしたが、最後に「一番印象に残った事」「初めて知った事」「感動した事」などを絵や文章にして子どもたちに書いてもらいました。
9月14日 報告会“サマーキャンプ語らん会”
グループワーク
「鹿児島で一番印象に残った事」
 九重町に戻った後は、地域の子どもたちや保護者、学校の先生方にも集まっていただき、報告会を実施しました。皆で一緒に写真を見ながらキャンプでの出来事をふりかえったり、子どもたちが描いた絵や文章を発表してもらったりしました。
 そして、最後には大人も子どもも交って「九重町にすむ私が自然を守るためにできること」をそれぞれ考えました。「川の水を汚さない」「ごみを拾う」「休耕田にせず田んぼづくりを続ける」「洗剤をうすめて使う」など、たくさん項目が上がりました。
川の水は、雨から始まります。山で降った雨が、土の中にしみこんで「地下水」となり、山から湧き出た水が、少しづつ集まって小川になります。それを私たちが、飲み水にしたり、田んぼの水に引いたりします。川は、街の広がる平地を流れ、上流や中流域から運ばれた砂や土で干潟をつくり、海に流れます。そしてまた、海の水が雲となり、山に雨を降らすのです。私たちがどこかで自然を汚せば、それは巡り巡って自分に帰ってくるのです。
 山(森)は、私たちが生きていくうえで必要な空気や水をきれいにしてくれたり、干潟や海は、たくさんの生きものたちを育みながら、私たちの生活を豊かにしてくれています。そんな偉大な自然の恩恵を受けながら、それを「当たり前」の事としてではなく、私たちができる事、やるべき事を考える機会になったらと願います。
 冬にはまた、ウィンターキャンプで今回と同じ場所(重富海岸)を訪問する予定です。このたくさんの生きものたちがすむ重富海岸で、クロツラヘラサギが越冬している様子を皆で見に行こうと思います。



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