落ち葉クイズ


休日明けの朝、足もとにはどっさり積み重なって落ち葉がたくさん落ちていました。
まさに樹木たちの衣替え!
私たちは寒くなると厚着しますが、秋に葉を落とす落葉樹は葉っぱの服を脱ぎます。
これは日が短くて、雨が少なく、乾燥する寒い冬を乗り越えるための落葉樹たちの生きる戦略です。

さて、事務所へと続く木道は・・・
赤、黄、オレンジ、茶色、そして緑の鮮やかな天然色のじゅうたんがお出迎えです。
では、ここで問題です!
写真の中には何種類の草木の葉っぱがあるでしょうか??

どれも形がちがって、個性的ですね。
自然学校にはいろいろな木が生えているのがよく分かります。(指原)


答えは下へ↓↓↓





















正解は...12種類でした!
分かりましたか??難しかったでしょうか?

冬の使者


10月も下旬に入り、冬鳥たちがやって来るシーズンとなりました。
九重ふるさと自然学校に現れた冬鳥1号は
みいれが池に舞い降りたヒドリガモたち。
今年も安心して越冬してもらえるよう、静かに見守りたいと思います。
今後、続々と他の冬鳥たちもやってくることでしょう。
彼らとの再会を楽しみにしながら冬支度をしたいと思います。(阿部)

みいれが池で羽を休めるヒドリガモ

 

草こづみ


先日、ラムサール条約湿地のタデ原湿原を守るために活動する「チームタデ原」の小中学生と一緒に「草こづみ」を作りました。

草こづみとは、ススキなどの野草を刈って乾燥させた干し草を積み上げたものです。
秋になると行われる昔ながらの草の保存方法で、冬の間の牛や馬のエサ、敷きわらなどに利用されます。

九重では昭和30~40年代頃までは、それぞれの家で牛馬を飼っていたこともあり、秋の風物詩として当たり前のように作られていました。
しかし、現在では牛馬を飼う家が減って干し草が利用されなくなりました。
また、時間と手間のかかる草こづみよりも、大型草刈り用機械でロール状に草をラッピングするのが主流となり、草こづみを見かけることは珍しくなりました。

白いフィルムで巻かれた草のロール

タデ原湿原の草こづみは、11月下旬頃に解体し、地元の農家さんで活用する予定です。
草原環境とともに、昔から続く九重の文化も地域の子どもたちと守り伝えていきたいです。(指原)

「秋」と名の付く野草たち



アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
道端などの足元で黄色い花が目立ちます。
一つ一つの小さな花がいっせいに咲く様子はとても鮮やかです。

アキノノゲシ(秋の野芥子)
クリーム色のやさしい色合いに癒されます。




アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)
茎に下向きのトゲが生えていて、
ぬるぬるしたうなぎでもつかめるというのが名前の由来。
このトゲを使って他の植物などに寄りかかって成長します。

短い秋を謳歌する野草たち。
季節の移ろいを感じさせてくれます。(川野)

伝統野菜「ムタトウキビ」


伝統野菜「ムタトウキビ」
飯田高原の伝統野菜、前回に引き続き2種類目「ムタトウキビ」です。
こちらも植えてすぐの種をカラスに荒らされ一時はどうなることかと思っていましたが、無事ここまで大きくなり収穫することが出来ました。

9月中旬に収穫しました

デーントコーンの一種で、とれたてのムタトウキビはもちもちした食感で香ばしく、焼きが合うトウモロコシです。

昔よく食べられていたムタトウキビですが、今ではみずみずしくやわらかいスイートコーンの流行により、ムタトウキビの栽培者はどんどん減っていきました。

自然学校では、伝統野菜の栽培とともに、その野菜に合ったレシピなども紹介しています。
ご興味のある方は、HPにて紹介しているページがありますので、ご覧ください。
https://www.7midori.org/kokonoe/category/katudo/

若いムタトウキビは、実が白くやわらかい


以前紹介した伝統野菜「地ぎゅうり」は、収穫して調理しました。薄くスライスし、梅酢とミョウガと混ぜお浸しにしてみました。一般的なキュウリより弾力があり、おいしかったです。(江上)

なんにでも合う地ぎゅうり