ジャノメチョウ


先日のヘビトンボに続く生きものリレー!

今回は「ジャノメチョウ」です。

ノアザミで吸蜜中


梅雨が明ける7月中旬頃を過ぎると、さとばるの草原や草地でとてもよく見かけます。先日行ったチョウの調査では、2時間の間に40頭近くも見られました。
ジャノメチョウには名前の通り、ジャノメ=蛇の目のような模様が羽にあります。そのつぶらな瞳は少し瑠璃(るり)色がかっています。

生きものは天敵から身を守るために、体を何かに擬態することが多いですが、このジャノメチョウもしかり。
ジャノメチョウの仲間は、野鳥やトカゲなどが怖がるヘビやフクロウの目を羽に持つことで敵を混乱させ、捕らえられにくいと言われています。

高速で飛ばずに、比較的低いところをフワフワ飛んでいるのもそのおかげでしょう。

九重の夏を代表するジャノメチョウ。
他にも“ジャノメ”を持つ仲間がさとばるにいます。
ぜひ、探してみてください。