ハイイロチョッキリ


事務所の周りには、クヌギやコナラなどドングリのなる木が多く、
この時期になるとまだ青い実がパラパラと落ちてきます。

落ちてくるのはドングリだけでなく、青々とした葉っぱの付いた枝先も。
毎朝拾ってお掃除しても追いつかないほどです。

あちこちに枝先が落ちています

切り口はスパッとまっすぐで、風のせいではありません。
これはハイイロチョッキリという昆虫の仕業で、
落とした枝先にはドングリが必ずついています。

切り口あざやかです

よく見るとドングリの帽子(殻斗(かくと))に針先ほどの穴が空いていて、
この中に卵が産みつけられています。
ドングリは「ゆりかご」兼「食べもの」です。
1センチにも満たない小さな昆虫ですが、
子孫を残す彼らの仕事には存在感があります。(川野)

小さな穴が空いています