ハンノキ


ハンノキという樹木をご存じですか?川沿いや湿地など湿った場所に生える落葉広葉樹です。
ミドリシジミの幼虫やハムシの仲間などがハンノキの葉っぱを好んで食べることから、たくさんの昆虫を育む樹木だと言えます。

ハンノキ
ミドリシジミ(翅を広げると美しい緑色が現れます)
ルリハムシ(金属のように輝く翅の色)

九重町飯田高原は九州内の少ない生育地の一つです。そこでハンノキを植樹して生きもの豊かな環境を作ろうと、昨秋に種を取り、春に種まきをしました。
5月にやっとかわいい双葉が生えたと思った矢先、その双葉を食べる毛虫が出現しました。小さな小さな葉っぱをわざわざ食べに来たようです。

葉の長さわずか5ミリほどの小さな双葉が…
1枚食べられてしまいました(毛虫にはすぐに退場願いました)

ハンノキの葉、おいしいのでしょう、双葉の頃から狙われています。
成長すると20メートルほどにもなる樹木ですが、成木になれる割合はいったいどのくらいなのでしょうか。

人気者だけに試練も多いハンノキ、無事成長してほしいと願います。

無事に本葉が生えました