抜け殻


梅雨の中休み。
草原の散策路で、バッタの抜け殻を見つけました。
セミやヘビの抜け殻は見かけても、バッタは意外に?目にする機会はないのではないでしょうか。

さて、透明感のある抜け殻は、とても柔らかい触り心地です。
あまりの軽さに、そよ風で飛んでいってしまいそうなほど。
なんだか脱皮後の姿だけ見ると、飛ばされまいと必死にススキの葉をつかんでいるようにも見えます。

バッタの仲間は卵から孵化して成虫になるまで、4~8回は脱皮すると言われます。
しかし、殻を上手に脱げなかったり、時間がかかりすぎると死んでしまうことも。
脱皮はまさに命がけです。
殻を破り続け、一人前の大人になって子孫を残すことは、自然界を生き抜く厳しさを教えてくれます。(指原)