冬季湛水(とうきたんすい)


稲刈りも終わり、冬は田んぼが静かに眠る季節。

しかし九重ふるさと自然学校の田んぼは少し違うかもしれません。
稲刈りあとの田んぼに水を張る「冬季湛水(とうきたんすい)」を行うことで、
・イトミミズなどの微生物が活性化して土を耕してくれる
・水鳥がやってきて種子を食べることで雑草が抑制されると同時にフンが肥料になる
などの効果を期待しています。
冬の間に生きものたちに田んぼづくりを手伝ってもらうのです。

稲刈り後に水を張る「冬季湛水」をしています

さっそく、渡り鳥のカモたちが田んぼにやってきたようです。
鳥以外もタヌキやアナグマなどの足あとが田んぼの畔に残されています。
エサを求めてやってきたのでしょうか。
自然と共存する田んぼづくりは、冬の間も途切れることはありません。(川野)

水かきのついた小さめの足あとです
5個の肉球と爪のあと
水の中のみなさ~ん、頑張ってください