マタタビ


この季節、道路沿いの木立にからむツルの葉っぱが白く目立つようになります。

葉っぱの半分ほどが白くなります

この植物は「猫にマタタビ」でおなじみのマタタビです。
普段は目立たないのですが、枝先の葉が白くなることで急に存在感を増します。

花の時期を過ぎて小さな実がついていました

白くなるのは、ちょうど花が咲く頃から。
葉の下に隠れている花の存在を昆虫たちに知らせる役目があるそうです。

実がつく場所にごつごつした塊がついています

マタタビの実とは形の違う塊を見つけました。
虫こぶといい、中でマタタビミタマバエの幼虫が育っています。
この虫こぶは漢方薬「木天蓼(もくてんりょう)」として重宝されます。
マタタビは猫だけでなく、人にとっても魅力的な植物なのですね。(川野)