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日本の国立公園
今も躍動する大地に生きる生命と人々の営み 支笏洞爺国立公園
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明け方、眼下に広がっていた霧は次第に消え始め、そこには島を映し出す大きな湖が姿を現しました。かつてアイヌの人々が丘に囲まれた湖「トーヤ」と呼んだ洞爺湖です。昔、海であった地は、およそ10万年前にみどりの大地となり、激しい火山活動の末、陥没して今のような姿となりました。そしてその地球の息吹は今もなお、湖の周辺で感じとることができます。

天然の火山博物館を有する国立公園
支笏湖南方に位置する樽前山の山頂には溶岩ドームが見られる 北海道の南西部に位置する支笏洞爺国立公園は、その名が示すとおり、2大カルデラ湖の支笏湖と洞爺湖そしてクッタラ湖をはじめ、樽前山(1,024m)や羊蹄山(1,893m)、有珠山(737m)に代表される火山、そして各地に点在する温泉や地獄谷など、火山に起因する地形や現象が多く見られる国立公園です。その広さは佐渡島よりも一回り大きい99,302ヘクタールに及び、昭和24年(1949)に国立公園として指定されました。

基礎データ
地図
指定日
:1949年 (昭和24年) 5月16日
面積
:99,473ha (2014年3月31日現在)
年間利用者数
:901万人(2012年度)
関係都道府県
:北海道
掲載記事は2002年 (平成14年) 7月取材当時のものです
もくじ

透明度日本一を競うクッタラ湖 北海道の空の玄関口千歳空港に近く、札幌や小樽、室蘭、苫小牧などの都市からも近いことから、道内に6つある国立公園の中でも訪れやすい場所にあり、また、道内でも比較的気候が温和な地域であることから、四季を通じて利用されています。



火山が生んだ数々の軌跡
国立公園の西の入り口、美笛峠の有名な美笛の滝(高さ50m) 日本を代表するカルデラ湖である支笏湖と洞爺湖は、北限の不凍湖として知られています。「カルデラ」がポルトガル語で大きな鍋をさすように、「シコツ」もアイヌ語で大きなくぼ地を意味し、地形の姿をそのまま名称として現しています。支笏湖はおよそ3万年前の激しい噴火活動によって誕生したカルデラ湖で、透明度は20数メートルを誇る美しい湖です。支笏湖周辺には樽前山や風不死岳、恵庭岳の3つの火山がありますが、支笏湖がマユ形になったのは樽前山の噴火が原因といわれています。
周囲43キロでほぼ円形の洞爺湖には、カルデラが形成された後にできた中央火口丘である大小4つの中島が浮んでいます。洞爺湖をたたえるカルデラの南壁上には有珠山があり、今もなお噴気をあげる様子は、大地が活発に活動していることを物語っています。有珠山の寄生火山である昭和新山は、その溶岩円頂丘の生成過程が世界的にみても例がないことから、国の特別天然記念物に指定されています。

登別温泉地獄谷 昭和新山 洞爺湖の湖面には「えぞ富士」と呼ばれる羊蹄山が姿を映し出します。洞爺湖の北側に独立峰としてそびえる羊蹄山では、典型的な植物の垂直分布が見られることから、全山(200m以上)が国の天然記念物に指定されています。


苔の洞門 公園内には温泉も豊富で、定山渓や登別、洞爺湖などが有名です。中でも、アイヌ語で白濁した川という意味の「ヌプルペツ」が由来である登別温泉は、北海道で最も古い温泉の一つで、噴気現象が見られる地獄谷や、熱湯が沸く大湯沼などを間近に見ることができます。いたるところで硫黄臭のある硫気が噴出している様子は大地の鼓動を感じさせます。支笏湖の南側、樽前山の北西斜面に面して、樽前山の噴火によって生じた火山岩(熔結凝灰岩)が浸食されてできた涸れ谷があります。高さ約10メートルの両側の岩壁にはエビゴケやチョウチンゴケなど30数種類の苔が密生しており「苔の洞門」と呼ばれています。岩盤の崩落で昨年より前面閉鎖されていましたが、今年の7月より観覧台を設けて開放する予定となっています。



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