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日本の国立公園
今も躍動する大地に生きる生命と人々の営み 支笏洞爺国立公園
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火山地域に暮らすいきものたち
支笏湖より流れる千歳川は生物の宝庫 支笏洞爺国立公園は都市に近いため、周辺部には開発の手が入りましたが、今も野生の動植物の生息する原始性の高い公園です。山裾は、エゾイタヤ・シナノキなどの落葉広葉樹林とエゾマツ・ダケカンバなどの落葉広葉樹林に覆われているのが特徴です。ちょうどこの地域は、道南を横切る動植物の分布の境界線に位置することから、さまざまな種が交じり合い多彩です。樽前山にはタルマイソウやコケモモなどの高山植物のお花畑が広がり短い夏を彩ります。
湖には、アメマスやオショロコマが在来種として生息していますが、近年ではチップ(ヒメマス)の生息地として知られています。
エゾリスやエゾモモンガが生息する他、大型の動物としては、ヒグマやキタキツネ、エゾシカなどが生息しています。洞爺湖の中島では多くのエゾシカの姿を見ることができますが、これらは、飼育されていたものが脱柵して増え、野生化したものです。中島はエゾシカがもともと生息しなかった場所で、しかも隔離された環境であることから、毎年対策協議会でその対処が検討されています。大正末期以降エゾシカの姿は見られませんでしたが、近年見られるのは、島から湖畔に泳ぎ渡ったのではないかといわれています。

イワブクロ(タルマイソウ) シラタマノキの実 エゾアジサイ
エゾヤマハギとモンシロチョウ シマリス

“うそをつかない山”〜有珠山の噴火〜
有珠山西山火口 2000年(平成12年)3月の噴火がまだ記憶に新しい有珠山ですが、周辺で暮らす人々は、有珠山の活発な火山活動をどのように受け止めているのでしょうか。
1663年(寛文3年)の噴火より現在まで、有珠山は8回噴火を記録しています。一昨年の噴火は、これまでの噴火の経験から整備した砂防ダムが力を発揮し、また、前兆を察知した専門家の予測などにより事前の対策がされたため、人命も奪われず被害が最小限に抑えられました。有珠山は約30年に1度の一定周期で噴火し、また噴火の前兆を必ず現すことから噴火当時“うそをつかない山”と表現されました。

2000年(平成12年)の噴火で被災したわかさいも泉工場 有珠山の噴火の跡は、学習教材として生かすため一部はそのままの状態で残され、現在そこには修学旅行生や多くの観光客が訪れるようになりました。噴火を体験した現地の人々は、有珠山の火山活動やその噴火体験を伝えるために、ガイドボランティアとして活躍し、力を合わせて復興を目指しています。
噴火により災害をもたらした有珠山ですが、噴火後、周辺の人々が他の土地に移りすむことは少なかったそうです。

西山火口で修学旅行生を相手に解説をするガイドボランティア 今もそこで暮らす人に伺ったところ、それは、再び自然の恩恵を受けることを信じているからだとおっしゃっていました。たとえ、繰り返し噴火による被害を受け、避難生活を強いられても、火山があることでもたらされる温泉や電力エネルギー、土壌や観光資源などの恵みがあるからこそ、人々を惹きつけるのかもしれません。
有珠山にはこうして噴火後も、地球のエネルギーを感じながら火山と共に強く生きようとする人々の姿がありました。



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