セブン-イレブン みどりの基金 一般財団法人セブン-イレブン記念財団

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「ドイツ環境なるほど紀行」 連載-第1回- いざ行かん、ドイツ環境ボランティアリーダー海外研修へ

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海外研修
この旅を共にするメンバー初顔合わせ(写真提供:小野さん)

2005年9月20日より9泊10日。実質的には8日間の研修日数だ。「せっかくの機会、見るもの聞くものすべて吸収してこよう!」という決心の反面、この短い期間でいったいどれだけのものを得られるのだろうかという思いもあった。けれど研修を終えてみると、私にとって大きな転機となるほどの充実した研修となった。
この環境ボランティアリーダー海外研修は、今回で第8回目となる。ドイツで行われるのは2回目。国内の環境ボランティア活動に関わる人を対象とした研修である。開始前から「かなりハードな研修ですから」と聞いてはいたものの、いざ参加が決まり送られてきたスケジュール表を見ると確かに「フリータイム」といった文字はもちろん一言もない…。
海外研修
マインツの中心地にある堂々たる大聖堂(写真提供:重栖さん)

なるほど、噂どおりである。研修中は古城などの名所を横目に、朝から夕方まで環境NPOや自治体を訪問。環境先進国といわれるドイツの環境活動や課題、現状を学んだ。何よりおもしろかったのは、様々な人やNPOの生の声。「なるほどなぁ!」「え、そうなの?」など、本当に毎日、驚きや感動の連続だった。書籍からはわからないドイツの環境分野の現状を肌で感じた10日間、私にとって大きな財産となった。
今回の研修参加者は6名。関東・関西の環境NPOや自然学校、学生環境グループで活動しているメンバーは経験や関心分野もさまざまなだけに、同じ研修を受けても感じ方や出てくる質問もぜんぜん違う。年齢的には、お父さん、お母さんと一男三女の子どもたちといった雰囲気だろうか・・?移動中のバスの中で、そして夜はドイツビールを片手に、参加者同士でお互いの気付きや考えをぶつけあえ、そこからまた多くを学んだ。これもまた環境ボランティアリーダー海外研修の醍醐味のひとつであった。
今回の研修は、ラインランド・ファルツ州の州都マインツに滞在し、そこを拠点に周辺のNPOや施設、機関を訪問した。地域の環境活動、環境NPOの組織運営、資金調達、広報など、幅広いテーマから学んだこと、感じたこと、そしてなにより出会ったたくさんの人々の想いや言葉と共に、振り返っていきたいと思う。

ようこそドイツへ
海外研修
ライン川沿いの街、マインツ
(写真提供:重栖さん)

海外研修
各自の研修目標と団体紹介を共有
(写真提供:小野さん)
11時間半のフライトを経て、ドイツのフランクフルト空港に降り立った研修メンバー一同。いい天気!出迎えてくれたバスも、しっかりとアイドリングストップをしている。ここではアイドリングは法律で禁止されているのだ。単純な私は「ドイツに来たんだなあ」と実感が湧いてなんだか嬉しくなる。バスでフランクフルトから西へ40分走ると、ライン川沿いの美しい町マインツに到着した。マインツは教会を中心として発展した、紀元前から歴史のある街だ。ここで私たちは10日間お世話になる。
到着後、あらたまって自己紹介と所属団体の紹介をし、それぞれの今回の研修における自分なりの課題を共有した。環境NPOの組織運営全般や、環境教育、制度的な仕組み、若者をいかに活動に巻き込んでいくか、いかに運営資金を集めるかなど、テーマもさまざま。各団体の組織運営のあり方を聞くだけでもまた新たな発見がありそうで、これからの研修がますます楽しみになる。
現地のコーディネーター件通訳の柳沢さんから、具体的な研修内容や、みどりの基金事務局から毎日のレポート提出と最終報告書などの説明があった。さあ、いよいよ明日から研修スタートだ!




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