セブン-イレブン みどりの基金 一般財団法人セブン-イレブン記念財団

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環境ボランティアリーダー海外研修

2002年(平成14年)第1回環境ボランティアリーダー海外研修レポート

海外研修レポート 感想その1


日程表 感想 その1 その2
  【1】 フォレストスタディーセンター (STATE FORESTS)
建物に足を踏み入れたとき、多くの木製品に迎えられ「ここはお店なの?」と思ったら、何と州政府の林野機関とのこと。フォレストスタディーセンターは、木製品の販売をかねたギャラリーを併設していた。なるほど、奥の方には机が並んでおり、確かにオフィスだ。ステイトフォレストについて最初に出てきたのが「政府企業体」という耳慣れない言葉。政府機関ではあるが、木材の販売等で収益をあげ予算を黒字にし、政府の利益を生む組織らしい。「黒字だからこそ他の機関にものを言える」と言っていた担当者がとても印象的だった。(黒木さん)
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  【2】 ウイルダネスソサエティー (THE WILDERNESS SOCIETY)
比較的大手のNGOで、専従スタッフを何人も抱え、選挙運動にも参戦、活動の基盤となる学術的な知識もあり、行政、企業と対等に張り合うにはこのくらいのスキルが必要なんだなぁとしみじみ感じた。
団体は、市街中心部にエコグッズのショップを構えており、ここでの収益が大きな収入基盤となっている。そのセンスも思わず買いたくなるほど素晴らしく、思わず人に勧めたくなる雰囲気は、ぜひ見習いたいものだ。(黒木さん)
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  【3】 ネイチャーコンサベーションカウンシル (NATURE CONSERVATION COUNCIL OF NSW Inc.)
組織力のあるフォーマルな団体という印象で、理念をしっかりと持ち、科学的な調査を行ない、州政府に対しても意見を述べていく。19のプログラムを専属スタッフが担当、現在問題化していないトピックスでも将来的に問題化しないように調査する。地域社会で細々と活動する弱小団体と比べると、活動の質があまりに違うが、「コミュニティの中で一緒に考えていくが基本」という方針を掲げており、表現するすべを知らない地域社会の弱小団体に道具立てを提供している。正直うらやましかった。彼我の差は文化の違いによるものなのだろうか?(西さん)
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  【4】 フレンド・オブ・ジ・アース (FRIEND OF THE EARTH)
「シドニーの環境NGOの中で一番大きな事務所に案内するよ」。FOEのトムに案内されたのは、シドニー空港のほど近くにある元アイスクリーム工場。ひとつの団体の事務所としては広すぎるスペースをNGO以外の個人や団体に提供している。多彩なメンバーが住民で、スペースの提供を受ける代わりに、新聞社は会報を、芸術家は看板作成などを手伝ったりしており、それぞれが自分たちの活動をしているが、いい協力関係が出来ていた。もしかしたら共有空間があるということが新しい発想や活動を生みだす源泉なのかもしれない。個性的な住民に会いながら、ふとそう思った。(西さん)
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  【5】 ワイルドライフサービス (NATIONAL PARKS&WILDLIFE SERVICE)
最も印象に残ったのは、応対してくれたレンジャーだった。パッチアダムスを連想させる風貌のブレナン氏は、環境に対する取り組みには、ヘッド(知識)→ハート(心)→ハンド(行動)のステップがあるといい、その言葉が特に心に響いた。知識に留まることのない、体験の大切さを改めて学んだ。また、子どもたちに話して聞かせるだけでなく、話し合って意見を述べさせる事が大切であるとも語り、学校や団体によって提供するプログラムをアレンジするとのことで、そのきめ細やかな対応からも内容の濃さが覗えた。 研修プログラムの最後に植林をした時、彼が「この辺りは私が3年前に植えたところだ」と語る中に自然を愛し、現場で働く人の姿を感じ優しい気持ちになった。(新田さん)
日程表 感想 その1 その2



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