モズのはやにえ


まだ新しいはやにえ

枝に刺さっているのは、コバネイナゴ。
野鳥のモズが、捕まえた獲物をなわばり内の枝に突き刺したもので、「モズのはやにえ(速贄)」と呼びます。
はやにえは「供え物」という意味ですが、これは自分が食べるための餌。
繁殖期でない時期にオスがはやにえを作り、春の繁殖期が始まるまでに食べ尽くします。
言ってみれば、冬の保存栄養食です。

でも、それだけではありません。
実は、はやにえを食べた量に応じてさえずりが上手になり、繁殖期にメスからモテると言われています。
はやにえ作りが上手で、忘れずに食べることができる賢いオスほど、子孫を多く残せるんですね。(指原)

モズ。口から目にかけての黒い線と長い尻尾が特徴。キィー♪キチキチキチ♪と高い声で鳴く。ウグイスなどの他の鳥の鳴き真似も得意。漢字名「百舌」の由来でもある

 

霧氷


ぐっと冷え込んだ飯田高原。
くじゅう連山では霧氷を見ることが出来ました。
氷をまとい白くなった山々は存在感が増して、
いっそう大きく堂々とした姿になります。
厳しくて美しい冬の到来です。(川野)

山頂付近に霧氷をまとった三俣山

 

気が早い?


カモにとって冬は恋の季節。
オスは冬が深まるにつれてメスにアピールするための
鮮やかな羽に衣替えしますが、
自然学校のみいれが池で、衣替えが完了しないうちから
メスを追いかけるヒドリガモのオスを見かけました。
彼がメスに振り向いてもらえたかどうかはわかりませんが、
少し気が早かったかな?(阿部)

メス(写真左)を追いかけるヒドリガモのオス(写真右)

自然共生型田んぼ


田んぼにはオタマジャクシやヤゴ、カエル、トンボなど、田んぼ特有の生きものがいます。
一人前になるまで壮絶な生存競争を経て、私たちの目の前に現れてくれていると思うと、とても感慨深いです。

刈られた稲を眺めるアマガエル

私たちが田植えを行い稲を刈り、お米の1年に寄り添っている足元で、田んぼ特有の生態系が織りなされ、この子に出会えているのも一つの奇跡だと感じます。
生態系の上位に位置する生きものには上位の役割があり、下位に位置する生きものには下位の役割があります。

弱者が強者に食べられる瞬間は残酷で可哀そうではありますが、それが自然の摂理であり、産卵なども含め、命が命をつなぐ瞬間は自然そのものの美しさがあると思います。(江上)

名月


10月31日は満月でした。
その二日前を十三夜(旧暦の9月13日)といい、
その頃に収穫期を迎える作物にちなみ「豆名月」と呼ばれます。
二日遅れでしたが、枝豆をゆでて迎えたお月様は、
豆に伸ばす手が止まるほどの美しさ。
名月と呼ぶにふさわしい姿でした。(川野)

澄み切った秋空に浮かぶ満月