春の妖精キスミレ


野焼き後の黒い大地を彩るキスミレ。飯田高原では今が花盛りです。

黄色のお花とハート型の葉っぱが特徴

キスミレは春に開花し、タネを実らせ、夏には葉っぱも枯れてすっかり姿を消してしまいます。
このような植物のことを春植物と呼び「春の妖精」とも表現されます。
次の春まで土の中で休眠するため、短い期間でしっかり日光を浴びて栄養を蓄える必要があります。
そのため日当たりのよい野焼きされた草原や短く刈られた草地などはキスミレにとって最適な環境です。

防火帯に咲いたキスミレ。背後には野焼きの炎。

場所によっては大群落をつくるキスミレ、
黄色のお花が一面に広がる様子はかわいい妖精たちが、つかの間の春を謳歌しているようです。

一面に広がるキスミレ