シイタケの駒打ち


初春のポカポカ陽気の中、シイタケ栽培のための「駒打ち」を行いました。
駒打ちとは、切り出したクヌギ等の木に穴をあけ、シイタケの種菌を打ち込む作業です。
シイタケ栽培には「原木栽培」と「菌床栽培」の2つがあり、駒打ちは原木栽培の工程の一つです。

雑木林から運び出した原木約140本

昨年の秋に雑木林で伐採し寝かせておいたクヌギやコナラの原木(ほだ木)に次々と菌を打ち込みました。
その数なんと2400駒!
駒を打つだけでなく、山から重い木を運び出す重労働でもあり、当日は地元の方との協働作業です。

電動ドリルで穴をあけていきます
シイタケの種菌である駒。ハンマーで打ち込みます

シイタケ栽培にクヌギやコナラを利用するのは、シイタケの菌がブナ科の木を好むからです。
特にクヌギとの相性はバツグン!
でも、すぐにシイタケが出てくるわけではなく、お目にかかれるのは翌年の秋。
ふた夏過ぎる間に菌が原木の隅々まで行きわたり、ニョキっと生えてきます。

来年の秋、あの芳醇な香りと肉厚のシイタケの姿が待ち遠しい限りです。(指原)