タネツケバナ


自然学校の田んぼや畔には小さな野草たちが咲き誇っています。
田んぼに生えるタネツケバナも今が花盛り。
種もみを水に浸ける頃に花を咲かせることが名前の由来ですが、
田んぼに水が張られるまでに、タネツケバナは大急ぎで種を実らせ土に還ります。
農業の暦になるだけでなく、田んぼの肥やしとなるタネツケバナ。
稲作の歴史の中で相棒となった生きものたちに感謝しつつ、
今年もお米作りを始めたいと思います。

タネツケバナ。去年刈った稲の株の横で咲いている
花の中心から種の入った細長いサヤが伸びる