松ぼっくりの生きる術


晴天の日、園内を散策していると松ぼっくりを発見しました。

この松ぼっくりですが、じつは湿度によって閉じたり開いたりするそうです。

「面白そう!」

ということで閉じている状態の松ぼっくりを拾い、実際に開くかどうか実験をしてみました。

薪ストーブの力を借りて、乾燥させることに。

閉じた状態
薪ストーブにて、乾燥中

 

数時間後、松ぼっくりは大変身。

見事に傘を開きました。

開いた状態

この現象、じつは松ぼっくりが鱗片にある種子を守り、より遠くへ飛ばすために起こるそうです。

雨で遠くに種子を飛ばせない日は閉じて種子を守り、晴れて風がある乾燥した日に開いて種子を遠くに飛ばす。

まさに進化の過程で得た松の木の「生きる術」ですね。(宮本)