オナカガヨクナルキ


冬のクヌギ林で伐採中、黄色いおがくずが出る木を見つけました。
切り口はペンキで塗ったように黄色く染まっています。

これはキハダ(黄檗)と呼ばれるミカン科の高木です。

カラスアゲハの幼虫が食べる植物のひとつで、葉をちぎるとミカン科ならではの爽やかな香りがします。
生薬の「黄柏(おうばく)」として有名で、樹皮を剥ぐと現れる黄色い部分(内皮)が薬になります。

久しぶりにかじってみると、、、やはり苦い!
胃腸薬として有用ですが、センブリやリンドウなどお腹に効く植物は苦いものが多いですね。(指原)