オオカマキリの卵


昨年は園内でよくオオカマキリと出会いました。

畑や草原、ある時は建物の壁面でじっとしている様子も。

 

そして冬には、よく卵を発見しました。

カマキリは卵で冬を越すライフサイクルです。

カマキリの卵全体を卵鞘(らんしょう)という。
形は種類によって異なる。

この固形化した泡のような物質の中に、卵が数百個も入っているというので驚きです。

お子さんがこれを引き出しに入れていて、春に孵化して大変なことになった!という話を聞きますので、皆さま観察の際は要注意を。

 

また、昔から「カマキリが高いところに産卵したら大雪」という言い伝えがあります。

ここ九重町でも自然現象や生物の様子などから天気を予測する観天望気として使われていたそうです。

しかし、未だその真偽は定かとなっていないそうです。

昨年9月に出会ったオオカマキリ

ちなみに今冬のさとばるでの積雪量は約20㎝、発見した卵は地上30㎝の場所にありました。

確かに雪に埋もれない高さですが、言い伝えの真偽は果たして⁉

 

「カマキリさん、どこまで予知しているの?」と尋ねてみたいものです。(宮本)