チョウの冬越し


現在、事務所の飼育ケースではアゲハチョウ(アゲハ)が越冬中。

次の春に向け、サナギの姿でじっと寒い冬を耐え抜きます。

11月4日に蛹化しました!

チョウは種類によって、越冬する姿が違います。

最近まで飛んでいたキタテハは成虫のまま。

枯れ草の中や枯れ木の穴などに隠れて、越冬します。

成虫で越冬するキタテハ

一方、日本の国蝶であるオオムラサキや山地から都市部まで広く見られるツマグロヒョウモンは幼虫で越冬。

冬は何も食べずに過ごし、春になると若葉を食べはじめます。

ツマグロヒョウモンの幼虫

もちろん卵で越冬するチョウもおり、森の宝石と呼ばれるミドリシジミがその一種です。

 

このようにチョウは種類によって冬の姿が様々。

同じチョウなのに…と、生きものの進化の奥深さを感じさせられます。

 

みなさんの身近にいるチョウはどのような姿で冬越しをしていますか?

意外と近くで、いろいろな姿でチョウたちは春を待ちわびています。(宮本)