やちぼうず


漢字で書くと「谷内坊主」。人の頭のような姿から坊主と名がつきました。
釧路湿原など寒い地域の湿地でちょっと有名な存在です。

野焼きに向けて、短くヘアーカットした姿

飯田高原では背の高いヨシなどに隠れて目立ちませんが、
冬から初夏までの間、その姿を見ることが出来ます。
一見、切株のようにも見えますが、
スゲ(草本)の株が年数を重ねて盛り上がったもので、
50㎝の高さになるには数十年かかるとか。

ハンノキの林に彼らはいます

不思議な存在感は、悠久の時を超えてきたからこそかもしれません。
大切にしたいと思います。(川野)