セブン-イレブン みどりの基金 一般財団法人セブン-イレブン記念財団

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日本の国立公園
自然と人が織りなす日光の今昔物語 日光国立公園
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日光の新しい歴史
日光の自然美に惹かれ、この地を人が訪れ、自然美に調和した特有の人工美を作り出しました。そして今もこの2つの魅力に惹かれて多くの人が訪れています。一方で日光は、様々な環境問題を抱えつつも、美しい日光を次世代の子供たちに残すため、地域の人たちをはじめ、多くの人々が結束し自然と人の新しい歴史が築かれようとしています。  

ただし、日光の環境問題はシカの食害の原因にもあったように温暖化が原因とされているものもあり、たとえ遠く離れた地でも決して無縁ではありません。日光に思いを馳せて、毎日のライフスタイルをちょっと見直してみる気になりました。

今度は観光とは違った目で日光の魅力を再発見してみませんか。


アッキー博士のワンポイント講座
ワンポイント二荒山神社
二荒山、女峰山、太郎山の三地主神を祭り、冬の男体山の遥拝所として790年(延暦9年)に勝道上人が開基した。これが、日光の幕開けとなる。中禅寺湖の北湖畔に位置し、東照宮、輪王寺とともに日光の二社一寺となっている。
ワンポイント日光東照宮
徳川家康を御祭神として祭る神社。徳川家康の遺言により、1617年(元和3年)、2代将軍秀忠が、莫大な工費と労力をつぎ込んで創建。豪華絢爛な江戸時代の芸術が凝縮されている。本殿や陽明門などが国宝に、神楽殿や神輿舎が国の重要文化財に指定されている。左甚吾郎の「眠り猫」や「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿は有名。
ワンポイント世界遺産
文化遺産及び自然遺産を人類全体のための世界遺産として損傷、破壊等の脅威から保護し、保存することを目指して1972年(昭和47年)にユネスコ(国連教育科学文化機関)に採択された。日本では、文化遺産は原爆ドームや姫路城など8箇所、自然遺産としては、白神山地と屋久島の2箇所が登録されている。
ワンポイント尾瀬ヶ原
ミズバショウで有名な尾瀬ヶ原は、群馬県、福島県にまたがる標高1,400メートルの高層湿原。北方系生物の宝庫であり学術的価値も高い。観光名所であり、それに伴う環境問題に長く取り組んできた歴史も併せ持つ。
ワンポイント帰化植物
もともとその地に存在しなかった植物が、人や渡り鳥などによって持ち込まれ、自然界で繁殖したもの。こういったものを外来種といい、これに対してもともとあるものを在来種という。外来種としては、線路沿いによく見られるセイタカアワダチソウなどが有名である。既存の生態系に対する影響がしばしば問題となる。
ワンポイント富栄養化
生活廃水や工場廃水などがおもな原因といわれている、水中のリンや窒素などの栄養素が過剰に増え、大量のプランクトンが発生すること。その結果、異臭や酸欠による魚の大量死などの影響が起こる。
ワンポイント食害
野生生物(例;バッタやシカ、サル等)が、農作物や樹木、草花を食い荒らすことによって、農業や生態系に著しい被害を及ぼすこと。人による餌付けや自然環境の変化、生息数の増加などが原因といわれている。
ワンポイント温暖化
二酸化炭素やメタンなどの「温室効果ガス」(地表から放射された赤外線の一部を吸収する)が増加することによって、地球の平均気温が上昇すること。海面上昇や異常気象、生態系への影響などが懸念されている。人の社会的、経済的活動がおもな原因となっており、私たちの生活レベルでの取り組みも重要となっている。

協力
日光山輪王寺
栃木県立自然博物館
栃木県立日光自然博物館
日光湯元ビジターセンター
財団法人国立公園協会
財団法人日光杉並木保護財団
山口不二雄氏(動物写真家)
写真協力
青木繁伸氏
亀田幸雄氏
財団法人国立公園協会

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