セブン-イレブン みどりの基金 一般財団法人セブン-イレブン記念財団

※こちらはアーカイブ記事です。

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Let's ボランティア


日本の国立公園
平成新山の誕生そしてキリシタン文化の島々 雲仙天草国立公園
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環境を保全することは 自らの生命を守ること
ヘリコプターによる緑化活動島原の街からふと後ろを振り返れば、今なお火山ガスを放出し続ける普賢岳が街を見下ろしています。土石流や火砕流で焼失し荒廃した普賢岳の山肌が露出し、その頂にある溶岩ドームは「平成新山」という名を受けてはいますが、未だ火山ガスや落石の危険性のため入山できない状況が続いています。

噴火災害により失われてしまった森の再生、そして官民力を合わせての災害に強いまちづくりの取組みは、美しい景観を取り戻したいという想いに加えて、自然との共存の中で生き抜いていくという強い意志に支えられているのです。そして、緑化や砂防堰堤の建設などにより土石流などの二次災害を防ぐこと…それは地域の人命や財産を守ることに直結しています。

「森を守ることは自らの生命をも繋ぐこと」

今、自然と共に生きていくということはどういう意味なのか…、島原の人々は私たちに力強いメッセージを送っているのかもしれません。

アッキー博士のワンポイント講座
ワンポイント噴気現象
火山活動で火口からガスや水蒸気が比較的ゆるやかに放出される現象を噴気現象いい、一方地球内部から火山ガス・マグマ、火山岩塊、火山灰などが急速に地表に放出され、かつ固形噴出物を伴うものを噴火活動といいます。
ワンポイント白化(現象)
地球温暖化の影響などで、海水の温度が30度を超える高温になるとサンゴに共生して栄養を与えている褐虫藻(かっちゅうそう)が、高温などのストレスでサンゴから離れてしまい、サンゴが栄養不足で色素を失った結果、サンゴが白くなってしまう現象です。再び水温が下がれば褐虫藻が付着して再生します。

協力
天草ビジターセンター
雲仙百年の森づくりの会
サンタマリア館
特定非営利活動法人 島原ボランティア協議会

写真協力
松島町町役場 企画観光課


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