ちょっとコミカル?!正面顔


野鳥や昆虫など、すばしっこい生きものの写真を撮影するのは至難の業。
でもまれに思いがけず彼らの意外な表情をとらえることができます。
今回は野鳥たちのカメラ目線の正面顔をご紹介。
図鑑の写真は横を向いた姿がほとんどなので、頭の中のイメージと違い、
あれ?こんな顔つきだったっけ?と意外な一面に思わず笑みがこぼれます。
いよいよ3月。野鳥にとって子育ての大切な季節が始まります。
かわいいヒナが無事育つよう、静かに見守りたいですね。(川野)

ヤマガラの横顔、凛々しいですね
哀愁感じる?!正面顔
シジュウカラの横顔、ハンサムです
意外と強面?!正面顔

 

寒の戻り


2月に入って以降、暖かい日が多くなり、
このまま春が訪れるのかと感じていた矢先、
寒の戻りで飯田高原は再び雪景色となりました。
事務所前のみいれが池も1月の寒波襲来時に劣らぬ氷結ぶりです。
この後、一度寒さは緩んでも2月末はまた寒さが戻る予報で、
一筋縄に春とはいかないようです。
冬の自然を楽しみたい方はまだチャンスがあるようですよ。(阿部)

氷結したみいれが池

 

モグラ塚の謎


冬になり草が枯れると、モグラ塚がよく目立ちます。
モグラ塚は、モグラが新しい巣穴を掘ったり、トンネルを修理したときに土を外に押し出した痕跡です。
よく見ると、さとばるの散策路の上にきれいに盛られているではありませんか。

まるで散策路を歩いているみたい

モグラは巣穴やトンネルに落ちてきたり、迷い込んだりしてきた獲物を食べて暮らしています。
胃の中が半日空っぽになると死んでしまうほど大食漢で、冬眠もせずにエサを探しています。
もしかすると人が歩くと地面が揺れて、ミミズや昆虫などがトンネルに落ちてくるのをうまく利用しているのでしょうか。
そうだとすると、なかなかの賢さをお持ちのようです。

カヤネズミの巣


ススキ草原で、日本最小のネズミ“カヤネズミ”の巣を見つけました。
細く裂いたススキの葉っぱを器用に編込んだまん丸い巣です。
枯れた草原の中で時々見つけることがあります。
ところがススキが青々としている時期は、
なかなか見つけることが出来ません。
巣は子どもを産み育てる大切な場所。
そんなに簡単に見つからないのも納得です。
空になった巣の中を観察するとススキの綿毛が詰まって
ふわふわ温かい感触でした。
巣の中には、お母さんネズミの愛がたっぷり詰まっていました。(川野)

カヤとは巣の材料になる植物(ススキやチガヤなど)のこと
日本最小。体重は500円玉ほど(約7g)しかありません。

美しき来訪者


九重ふるさと自然学校に美しいお客様が初来訪されました。
オシドリのご夫婦です。
あいにくの霧のため鮮明なお写真を撮らせていただくことはかないませんでしたが、
生で拝見するご本人たちは鳥界の中でも屈指の美しさでございました。
オシドリご夫妻様、どうぞごゆるりとお過ごしくださいませ。(阿部)

奥が旦那様、手前が奥様です