ふるさと探検クラブは2015年度から始まり、2025度で11年目になります。毎年、校区の境を越え九重町内の小学生が集まり、“ふるさと”の自然や人の暮らしとのつながりについて、様々な体験活動を通して学んでいます。
2025年度は、九重町内だけでなく佐伯市へ出かけ、九重町とは異なる大分県の豊かな自然や人の暮らしを学ぶことができました。多くの方にご協力をいただき、貴重な機会を得ることができました。
■第1回(6月22日) ~ふるさとの川で魚釣りに挑戦しよう~
初回の活動は、自分たちで昔ながらの竹製の釣竿を作り、実際に釣りに挑戦する活動です。玖珠郡漁業組合の方を講師にお招きし、ご指導をいただきました。


午後からは町内の町田川に移動し、いざ釣りに挑戦。手作りの釣竿と自然の川での釣りのため、きっと苦戦するだろうと思いきや、次から次へと釣り上げ、全員見事に釣ることができました。


釣りの後は釣り上げた魚を水槽に移し、じっくりと様子を観察。子どもたちは自分が釣り上げた魚がどれなのか夢中で水槽を見つめていました。


観察の後は、お楽しみの“釣った魚を食べる体験”を行いました。子どもたちからは、「魚が美味しかった」「命のつながりを知ることができた」「昔ながらの釣りの方法を学べて良かった」などの感想がありました。


川が身近にある九重町の環境であっても、川で釣りを経験する機会は昔の子どもに比べ減ってきていると思います。今回の活動で子どもたちは、改めてふるさとの身近な自然の魅力や楽しさを体感した様子でした。
■第2回(7月 24日~25日) ~大分県のいろんな自然を知ろう・県南海編~
夏休みには佐伯市で1泊2日のキャンプを行いました。このキャンプには、ふるさと探検クラブの卒業生である中学生もボランティアとして参加をしました。
1日目は、最初に大分県農林水産研究指導センター水産研究部の施設へ行き、大分県の漁業やセンターの取組みについて県の職員の方から教えていただきました。また、開発したブランド魚のカボスヒラメの飼育の様子を見学させていただき、海の上にある生け簀での餌やりという貴重な体験もさせていただきました。


午後からは、佐伯市内にある番匠おさかな館職員の方の指導の下、豊後二見ヶ浦の磯で生きもの探しを楽しみました。潮が引いた時にできる“潮だまり”にいる生きものを小さな網で捕まえました。九重町では見ることができないカニやウニの仲間などを観察することができました。


夕方は子どもたち全員で夕食作りをしました。カレー係やサラダ係、翌日の朝食係に分かれ、小学生と中学生が協力して作業を行いました。全員で同じ目標に向かって取り組むことで学年の壁を越えて自然と打ち解け合い、絆も深まったように感じました。出来上がった夕食はとても美味しく、皆でお腹いっぱい食べました。


2日目は、佐伯の美しい海が見える展望所へ行き、景色を満喫しました。森が海へと続く様子を見ることで、大分県の多様で雄大な自然を改めて感じることができました。その後、前日にお世話になった番匠おさかな館で川の生きものの展示を楽しみました。佐伯市は海だけでなく、山や森も多く豊かな自然がある場所だと学びました。


午後からは、臼杵市野津町にある風連鍾乳洞に行きました。風連鍾乳洞は国指定の天然記念物で、風化が少なく“日本一美しい鍾乳石”と言われています。中へ入るとひんやりとしており、夏にはぴったりの場所でした。子どもたちは探検気分を楽しみながら、奥へと進んでいました。子どもたちからは、「1㎝伸びるのに100年もかかることに驚いた」「鍾乳洞が大昔海底だったことを初めて知った」などさまざまな感想が寄せられ、九重町では見ることができない鍾乳洞は、とても印象深かった様でした。


今回のキャンプでは、自分たちが暮らす九重町のことだけなく、大分県の様々な自然や文化、その地域ならではの豊かな暮らしに触れる機会になりました。
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