
7月、飯田高原では本格的な夏の到来です。
日に日に草原の緑が深まっていく中で、様々な野花が花期を迎えます。
キスゲ、アソノコギリソウ、シモツケソウ、ハナウド、チダケサシ、タムラソウ、オカトラノオ、コバギボウシ、カキラン、コオニユリなどなど、見ていて飽きることがありません。
また、夏といえば昆虫!
チョウではツマグロヒョウモンやジャノメチョウ、トンボではシオカラトンボやオニヤンマが飛び交い、セミではヒグラシやニイニイゼミが活発に鳴きます。
この夏は生きものでにぎやかな自然学校のフィールド「さとばる」へ、どうぞお越しくださいませ。

【開園時間】9:30~17:00(最終受付16:30) ※自然散策は事務所で受付をお願いします。 【入園料】無料 【定休日】火曜 |

九重では別名の「キスゲ」の方が一般的。花は夕方に咲き、翌日の午前中にはしぼみます。一面緑の草原の中でレモンイエローの花がよく目立ちます。

ノコギリのようなギザギザした葉と白い花を密集させた姿が特徴的。名前にアソ(阿蘇)が入っている通り、九州にしか自生していない特産種です。

別名はクサシモツケ。草原や林の縁などで見られます。ビーズのようなつぼみが開くと、細やかなピンク色の花が無数に咲きます。

人の背丈より大きくなるセリ科の植物。下から見上げると小さな花がレース模様のように美しく見えます。チョウの草原などで見られます。

タテハチョウの仲間。メスは前ばねの端の黒色が目立ちます。体内に毒をもつカバマダラというチョウに擬態していると言われています。ノアザミやウツボグサでよく吸蜜しています。

7月になるとトンボの種類が増えてきます。こちらはオニヤンマのヤゴ(幼虫)の抜け殻。夏は田んぼや小川沿いでヤゴの抜け殻を探すのも面白いかもしれません。
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散策の際は、季節の見どころを気軽にスタッフにお尋ね下さい。
今回紹介した生きもの以外の花、野鳥、昆虫などの観察もお楽しみいただけます。
お弁当などの持ち込みもOK!広~い原っぱ、木陰などの休憩スペースもあります。
のんびりお過ごしください。
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<お問い合わせ> 九重ふるさと自然学校 TEL 0973-73-0001 FAX 0973-79-3434 E-mail:kujyu-sizengakkou@7midori.org |