体験プログラム

「自然で遊ぼう!おやとこ~田んぼの巻~
稲刈りと秋の生きものしらべ」を実施しました

2022年10月10日(月・祝)

自然共生型田んぼも田植えから4か月が過ぎ、
今年もたくさんの生きものたちと共に稲が成長しました。
稲穂が重そうに頭を垂れていた10月10日、稲刈りを行いました。
稲刈り用の鎌を使って、1株ずつ手作業で刈っていきます。
刈り進むうちにどんどん上達し、
スムーズに刈り終えることができました。

みんなで一斉に稲刈り。素早く刈り終えました。

刈った稲は根元をワラひもで縛り、竹竿に干していきます。
逆さに干して日光でじっくり乾燥させることで、
葉や茎に残った栄養分が穂に行き渡り、
お米が一層美味しくなると言われています。
2週間ほど晴天が続けば、いよいよ新米が食べられます。

ワラで縛るのはコツがいる作業でした。
竹竿に干します。美味しいお米になりますように。

稲刈りの後はビオトープで生きもの採集。
稲刈りの為に田んぼの水を抜いた分、
生きものたちはビオトープに集まっていたのか、
ゲンゴロウの仲間やヤゴを中心に
たくさんの水生昆虫が見つかりました。
もちろんサワガニ、カエル、ドジョウなどの
他の生きものも健在。
自然共生型田んぼはこの時期も生きもの豊富でした。

ゲンゴロウが大漁でした。

この後、田んぼは掛け干しが終わり次第
田植え前まで水を張る「冬期湛水」に入ります。
冬に水を張り続けることで、
イトミミズなどの土壌生物が活発に活動し、
豊かな土を作ってくれます。
またそれらの生きものをエサとする
カモなどの水鳥も飛来し、
冬の田んぼは一味違う景色を見せてくれることでしょう。
自然共生型田んぼにお休みはありません。
近くにいらした際はぜひお立ち寄りください。