毎年恒例、自然学校の一年の最後をかざるプログラム「しめ飾りとミニ門松づくり」を今年も実施しました。しめ飾り・門松共に年末に年神様を家に迎える準備として作られる伝統的な縁起物の一つですが、自分で作った経験のある方は意外と少ないのではないでしょうか。
当日は流行り病によるキャンセルもあり、多少参加者が減っての実施となりましたが、今年はどんな力作が生まれたのでしょうか?
午前中はしめ飾りを作ります。
しめ飾りには自然学校の「自然共生型田んぼ」で育てた稲の藁(わら)使います。最初に藁を叩いて柔らかくしてから縄を綯(な)っていきます。今回は19本(奇数は割り切れないことから縁起が良い)の藁を使って左綯いでしめ飾りを作りました。








皆さん素晴らしい作品を作り上げました☆
午前の部はこれにて終了。お昼をはさんで午後はミニ門松づくりにうつります。
まずは土台となる竹と中に入れる三本の竹を切ります。結構力のいる作業になります。




これにて竹の準備は完了です。次は中の3本の竹を土台の竹に入れて砂を詰めていきます。土台の竹の上部から1cm下くらいまで砂を詰め終わったら松の葉や梅の枝を刺して飾り付けをし、土の表層には白い石を敷き詰めます。最後に、3本の竹と土台の竹にシュロ縄を三重(これも奇数)に結べば完成です。




最後に完成品を手に皆で記念撮影を行いました☆
参加者全員が自らの手で作り上げた素晴らしいしめ飾りと門松で来年に向けて年神様を迎える準備ができたようです♪
毎年のことながら、このプログラム終了時にはしめ飾りもミニ門松もスタッフの作品を超える美品や斬新なアイデアの逸品が並び、思わず感嘆せずにはいられません。

これにて、九重ふるさと自然学校の2025年の事前申し込みプログラムは全て終了しました。
12月28日(日)のくじゅうの生きもの観察会が今年最後のプログラムとなります。
皆さま、今年もたくさんのご来園ありがとうございました。
2026年も素晴らしい年となりますように。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。