九重ふるさと自然学校では、ボランティアスタッフの皆さんと園内の散策路や環境整備に取り組んでいます。
■自然共生型田んぼの水路整備(5/3)
2025年度の自然共生型田んぼづくりの柱の一つとして、数年間休耕田になっていた田んぼの復活に取り組んでいます。田んぼには水を引くための水路が欠かせませんが、復活を試みている田んぼの水路も使用していなかった数年間ですっかり土砂で埋まってしまっていました。今回の活動はこの水路を掘り、再び使用できるようにする活動です。

土砂で埋まっていた区間は5~6mほど。スコップとクワで地道に掘削し、見事水路として水を流すことができるようになりました。しかし、ここで終わりではありません。水路を埋めていた土砂を水路の近辺に置いたままだと、雨等で再び水路に流入し、今日の作業が台無しになってしまうかもしれません。掘り上げた土砂を少し離れた場所まで運搬してこそ、今日の作業は完了となります。


水路が使用できるようになり、休耕田の復活に大きく前進しました。このような手掘りの水路は管理が大変ではありますが、生きものにとっては流れに変化があったり、出入りが容易であるなど、コンクリートの水路に比べて格段にすみやすいものになります。今回整備した水路にも早速小魚の姿を見かけました。自然共生型田んぼの最奥あたりにありますので、もしよかったら覗いてみてください。