お知らせ

さとばる自然情報Vol.13

2021年6月23日(水)

九重ふるさと自然学校の自然体験フィールド「さとばる」。
自然散策路で見られる生きものなどの自然情報を定期的にお届けします。

例年より早く梅雨入りしたものの、ここ最近は晴れ間が多く、爽やかなお天気が続く九重です。
高原も山も新緑から深緑に色を変えて、植物たちも元気もりもり!
ぐんぐん成長するので草刈りの回数も増えてきました…。
まだ夏の花は少ない時期ですが、7月に入れば色とりどりの花が姿を見せてくれるでしょう。
いまはノアザミとハナウドが見頃を迎えています。
花で食事する者、それを狙う者。
生きものたちの暮らしをすこしだけのぞき見!

【開園時間】9:30~17:00 ※受付を事務所でお願いします。
【入園料】無料
【定休日】火曜

さとばるのカシワの丘。どこまでも続く緑と青空と野鳥の声をひとりじめ
ワレモコウ(バラ科)。水孔と呼ばれる場所から水分を放出すると、葉に宝石のような水玉がつく
クララ(マメ科)。名前の由来は、根をかじるとクラクラするくらい苦いことから
ウラギンヒョウモン(タテハチョウ科)。高原の夏を告げるチョウ。幼虫の時はスミレが食べ物
赤と黒のストライプ模様がかっこよい、アカスジカメムシ(カメムシ科)。この種は臭くない。見つけたらそ~っと匂ってみて
オオチャバネセセリ(セセリチョウ科)。なが~い口吻を伸ばして蜜を吸う。ジュースみたいでおいしそう
マメコガネ(コガネムシ科)。イブキトラノオの花を夢中になってむしゃむしゃ食べてました
カバキコマチグモ(フクログモ科)。日本を代表する毒グモの一種
クモの巣を張るのではなく、イネ科のヨシやススキの葉を巧みに巻いて巣をつくる
ハナグモ(カニグモ科)。擬態し、花に食事に来た獲物を狙う
アブラムシが大好物のナミテントウ(テントウムシ科)。ずんぐりしていて可愛さ満点!
つる植物のスイカズラ(スイカズラ科)。花の蜜がほんのり甘く、吸ったことから「吸い葛」。花は時間とともに白から黄色に変化する