お知らせ

さとばる自然情報Vol.16

2021年10月7日(木)

九重ふるさと自然学校の自然体験フィールド「さとばる」。
自然散策路で見られる生きものなどの自然情報を定期的にお届けします。

高原と山が恋しくなる季節がやってきました。
光り輝く穂波が風に揺れるススキは見頃を迎え、あと2週間もすれば山は紅に染まり始めます。
美しい九重の秋を存分に楽しむなら10月のお出かけがオススメです。
ぜひ自然学校にも遊びに来てくださいね。

【開園時間】9:30~17:00 ※受付を事務所でお願いします。
【入園料】無料
【定休日】火曜

10月下旬にはみいれが池のほとりも赤く紅葉します。水面に映るのは平治岳(ひいじだけ)
光にかざしてみると、ススキの美しさを堪能できます
ウメバチソウ。純白の花弁と茎を抱く葉のコントラストは実に鮮やか
リンドウ。お天気のよい日の観察が最適。昼間に花を広げ、夕方になると閉じます
ナギナタコウジュ。シソ科ならではの強い香りを持つ。近づくだけで匂ってきます
マムシグサの果実。実には毒の成分が含まれているため、食べるのは控えましょう
こちらはイヌザンショウの果実。イヌは「役に立たない」という意味があり、本家のサンショウに比べて香りがほとんどありません

ここからは哺乳類の登場。闇夜で懸命に生きている様子をとらえました。

キツネ。昼間でも遭遇すると、立ち止まってこちらを見ることが多いです
タヌキ。一頭見かけると他のタヌキも見かけることが多いです。集会でもしてるのかしら
シカ。繁殖期を迎える秋は「キャーッ!!」とオスの鳴き声が山にこだまします
最後はアナグマ。クマと名がありながら、イタチの仲間です。白昼堂々、事務所に遊びに来てくれました