
草原に吹くそよ風が気持ちのいい季節となりました。
この時期の飯田高原の風物詩と言えば、高原に響くカッコウのさえずり。
「カッコウ♪カッコウ♪」という鳴き声は、テリトリーの誇示やメスへのアピールとして使われます。
そんなカッコウは九重町の鳥に指定されており、今年はさとばるで5月10日に初鳴きを記録しました。
6月になると園内は緑一色!
草原ではカノコソウやノアザミ、ウツボグサが咲き、それを求めるようにチョウやマルハナバチが飛び交います。
ヨシやハナウドにはオオヨシキリが掴まり、「ギョギョシ♪ギョギョシ♪」というさえずりを響かせます。
これからは初夏。
日に日に生きものたちが増え、自然学校のフィールド「さとばる」は生命感にあふれてきます。
散策するもよし、昆虫観察するもよし、コーヒーを飲みながらゆったりするもよし、シートを広げてお昼寝するもよし。
それぞれの楽しみ方で、さとばるの自然をご堪能ください♪

【開園時間】9:30~17:00(最終受付16:30) ※自然散策は事務所で受付をお願いします。 【入園料】無料 【定休日】火曜 |

6月頃に花を咲かせ、盛夏には赤い果実を実らせる。白くて花に見える部分(総苞片:そうほうへん)を山法師の頭巾になぞらえたのが名前の由来といわれている。

別名ハルオミナエシと呼ばれるように、オミナエシに似たピンク色の花を咲かせる。夏の花々よりひと足先に咲くため、まだ花が少ない時期の草原でよく目立つ。

草原を代表するヒョウモンチョウの仲間。アザミ類やオカトラノオなどの花を求め、よく飛び回る。全国的に見ると数が少なくなっている地域もあるが、飯田高原ではよく目にする。

緑色の光沢が美しい大型のカメムシ。幼虫で越冬するため秋から春にかけては幼虫、成虫は6月頃から見られる。例年に比べ、今年は園内で出会うことが多い。

6~8月に咲くシソ科の植物。草地を好み、さとばるではチョウの草原に群生している。ノアザミと共に、チョウやハナバチの重要な吸蜜源となっている。

クイナ科の留鳥でハトぐらいの大きさの鳥。水辺で暮らし、泳ぐことも多いが足に水かきはない。事務所前のみいれが池で見られ、年によっては繁殖が確認できる。
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散策の際は、季節の見どころを気軽にスタッフにお尋ね下さい。
今回紹介した生きもの以外の花、野鳥、昆虫などの観察もお楽しみいただけます。
お弁当などの持ち込みもOK!広~い原っぱ、木陰などの休憩スペースもあります。
のんびりお過ごしください。
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<お問い合わせ> 九重ふるさと自然学校 TEL 0973-73-0001 FAX 0973-79-3434 E-mail:kujyu-sizengakkou@7midori.org |