体験プログラム

冬のくじゅうバードウォッチング

2017年12月9日(土)

 寒波の襲来で一面の銀世界となった冬の黒岳原生林の麓でバードウォッチングを行いました。

雪の散策路でバードウォッチング

 夏は生い茂った葉に視界を遮られ、鳥たちの姿を観察するのは難しいのですが、冬はその悩みから解放されます。すっかり雪道に変わった散策路の入ってゆくと、シジュウカラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、エナガ、コゲラ・・・と、さまざまな小鳥たちが出迎えてくれました。冬はこれらのようなスズメサイズの小鳥たちが種の垣根を越えた群れ「混群」を形成する季節です。混群には「餌が見つけやすくなる」、「敵に気付きやすくなる」といったメリットがあると言われています。この時期ならではの小鳥の助け合いを観察することができました。

混群の一角、エナガ
キツツキの一種であるコゲラも混群に加わります

 また、散策路を抜けて開けた環境に出ると、ミヤマホオジロやジョウビタキといった冬鳥に加え、上空をオオタカと思われる猛禽類が横切ってゆくなど、意外な出会いもありました。一方、期待していたカワガラスやミソサザイといった水辺の鳥とは出会えずじまいとなってしまいました。野生の生きものが相手なので、なんでも思い通りというわけにはいきませんが、だからこそ出会えた時の喜びも大きくなると言えます。次回こそ期待したいところです。
 冬は冬眠して過ごす生きものも多いですが、鳥たちは休むことなく活動しています。鳥の姿を観察しやすい冬はバードウォッチングを始めるのにうってつけの季節です。少し寒さを我慢して、鳥たちの暮らしぶりをのぞいてみるのはいかがでしょう。