今年度も九重ふるさと自然学校では、くじゅうに棲む四季折々の生きもの観察をテーマに『くじゅうの生きもの観察会』を毎月第4日曜日に実施しています。
それぞれの回の担当スタッフが得意とする生きものを中心に紹介しながら自然学校のフィールド『さとばる』を散策する、そんな観察会です。
5月は雨天のため中止となりましたが、4月はさとちゃんこと川野が「春の妖精:スプリングエフェメラルを観察しよう」をテーマに植物の観察会を行いました。
当日は観察会開始以来最多の54名の皆様にお越しいただきました!本当にありがとうございます。
今回は主に野焼き後の草原に咲く花を観察するため、本校の一番奥に位置するカシワの丘まで歩き、その後は虫たちを観察しながら事務所まで戻ってきました。
草原にはキスミレがたくさん見られ、咲き始めのハルリンドウもちらほら。田んぼの周りにはニホンアカガエルの卵や越冬明けのホソミオツネントンボがたくさん見られました。晴天の中、春の虫たちも飛び交い、スジグロシロチョウやミヤマセセリ、アサヒナカワトンボが優雅に羽ばたく様子が見られました。
<春の観察会で観察できた生きもの>






(春の観察会の様子)






次回からは夏の回。
梅雨が過ぎれば一斉に草木が伸び、青々とした雑木林と草原でたくさんの虫たちが出迎えてくれることでしょう。セミの声に耳を澄ませながら、真夏の高原で一緒に様々な生きものたちと戯れてみませんか?スタッフ一同、皆様と観察会でお会いできるのを楽しみにしております!
『くじゅうの生きもの観察会~夏の回~』
・6月22日 担当:田島(昆虫の最盛期にさとばるを歩こう)
・7月27日 担当:宮本(水辺や草原で昆虫たちを探してみよう)
・8月24日 担当:指原(お盆明けの草原を彩る花々に注目)
※雨天時は中止といたします。
詳しくはこちらのページをご覧ください。